自宅を建ててから早30年、色んな箇所がボロくなってきました。
私と一緒です。(笑)
色褪せた外壁、あちこちきしむフローリング。
子供にお金が掛からなくなると今度は住まいのリフォームが待っていました。
今、このように自宅は足場が組まれ、ネットに覆われています。
しかし、安定しない天候のせいでナカナカ外壁の塗装がはかどりません。
同年代の友人と話すのですが、家もあと20年位もつようにしておけば良いかなと。
それから先はその時の人が考えるでしょう、と・・


自宅を建ててから早30年、色んな箇所がボロくなってきました。
私と一緒です。(笑)
色褪せた外壁、あちこちきしむフローリング。
子供にお金が掛からなくなると今度は住まいのリフォームが待っていました。
今、このように自宅は足場が組まれ、ネットに覆われています。
しかし、安定しない天候のせいでナカナカ外壁の塗装がはかどりません。
同年代の友人と話すのですが、家もあと20年位もつようにしておけば良いかなと。
それから先はその時の人が考えるでしょう、と・・
孫のヒナタくんは2〜3ヶ月置きに我が家にやって来ます。
そのヒナタくんも1歳と5ヶ月になり、だいぶ知恵がついてきました。
私が仕事から帰り、書斎のパソコンを点けるなり「ジジ、ジジ」と言いながらベビー麦茶&ソフトせんべいを持って椅子に駆け上がって来ます。(笑)めちゃ可愛いです。
今回は一週間ほど滞在しましたが、その間はブログ更新は不可能でした。
何しろその間は孫が中心の生活ですから。
お孫さんをお持ちの方なら解ると思いますが、孫が来る嬉しさもあれば孫が帰る嬉しさもあることを。
平穏な生活に戻れるというか・・(笑)
もちろん、来る嬉しさの足元にも及びませんがね・・
この位の子供に「アンパンマン」は人気があるんですね! ipadで動画を見せるとしばらくは時間を稼げます。(笑)
60年代から80年代の歌謡界を代表する作詞家「安井かずみ」。
作詞家としては阿久悠の方が好きですが、安井かずみという人は歌手でも女優でも無いのにやたらきらびやかな光線を放っていた印象がある。
その当時、パリのサンローランやシャネルの本店に型紙をキープし、サントロペでケンゾーと遊び、プール付きの川口アパートに住みロータス・エランを足にしていたという。
赤坂の「ムゲン」「ビブロス」、新宿のジャズ喫茶「キーヨ」そして飯倉の「キャンティ」。
加賀まりこ、コシノジュンコ、稲葉賀恵、ムッシュかまやつ、ジュリー、そしてトノバンこと加藤和彦。
そんな憧れの場所や交友関係が舞台のこの本、光と影を交えた構成も良くて一気に読みました。
結構好きなんです、あの時代のスノッブな話。
やっぱり体に染み込んでるんですよ、歌謡曲が。
ICHIROさんは高校の美術部の一つ先輩。
美大を卒業後、ステンドグラスの仕事をしていたが実家の水産加工業を継ぐため千倉に帰って来た。
私は、今度始めるカフェの壁に飾りたいからと海をイメージしたステンドグラスをお願いした。
それは、随分昔のこと・・
サンドカフェの白い壁に飾られたそのステンドグラスは遺作となってしまった。
高校の時から抜群にデッサンが上手く才能のある人だったが、家業の仕事中に頭を怪我してからは放蕩していた印象だった。
昨年末、ICHIROさんが生前足繁く通っていたワインバーの閉店パーティーがあった。
私はデッキで知人たちとホロ酔いで談笑していた。
午後9時を過ぎた頃だったか、私は右肩にブルブルっと電気が走ったような強いショックを感じた。
瞬間的にICHIROさんが来たのだとわかった。
特別そっちの感覚は敏感な方じゃ無いがその時は不思議にそう確信出来た。
ICHIROさんはワインバーにお別れをしにやって来て私に挨拶してくれたのだろう。
もう何十年もサーフィンをしてきたにも関わらず、海に入る前はいつも気が逸る。
普段、何事にもゆっくりアプローチしていく私とは全く違うせっかちな私がそこに居る。
西田幾多郎先生はそれを「絶対矛盾的自己同一」と説いたとか?
絶対的に矛盾した両者が自分の中に内在する。
海に着いて波をチェックするなり誰よりも早くウェットスーツに着替え、WAXを塗るのもそこそこに海に向かう私が居る。
そんな自分をもう一人の自分が「いつまでたっても小僧みたいだな!」と呆れている。
海に来ればピュアでフレッシュな自分に出会える。
「レモネード」がカフェのメニューに加わった。
地元産のレモンを何十個も絞り、砂糖とハチミツを加えて作ったビタミンCたっぷりの濃縮ジュース。
それに炭酸を加えてレモンスカッシュにしたり、熱いお湯で割ってホットレモネードにしたり。
ただ、私は乾燥肌ゆえ冬はあかぎれで毎年泣いている。
この手で地元産の硬くて皮の厚いレモンを大量に絞るのはゴメンナサイと、その作業は娘に託した(笑)
はじめてのメニューが注文を受けた時はちょっとドキドキする。
「レモネード」を最初に注文した女性は「昔アメリカに住んでた時、レモネードは毎日のように飲んでたの!」「オイシーイ!」と言ってくれ、ちょっとホッとした。
数日前、私は58歳になった。
60歳まであと2年もある。還暦が待ち遠しくて仕方ない私だ。
サーフィンとかやって若ぶっているが実は精神的には完全に「お爺さん」志向なのだ(笑)
老成願望は昔から、なにせ理想は笠智衆なのだから・・
ところで、最近ずっと忘れていたレコードが出てきたので良く聴いている。
偶然私の生まれた年の1957年に録音されたトミー・フラナガンの「Overseas」というアルバム。
トミー・フラナガンのピアノには品性がある。私にはそこが心地良い。品性が無いと表現がクドくなる。
エルビン・ジョーンズも才気が弾んでいる。
普段は、まったりと精神を沈静化させるジャズばかり聞いているが、50年代のモダンジャズは活きが良い。
このアルバムもモダンジャズ全盛期のピアノトリオの傑作の一つだと思う。
カミさんの板橋の実家に二泊して年の瀬の都内を徘徊してきた。
以前から気になっていた二ヶ所、神楽坂の「la kagu」と天王洲の「SLOW HOUSE」。
どちらも衣食住の複合型商業施設。「la kagu」はサザビーが、「SLOW HOUSE」は人気雑誌「KINFOLK」のプロデュース。
今こういったライフスタイル提案型のショップが人気だが、ディテールは違えど2店とも似たような印象を覚える。センスも良くとてもオシャレなのだが、グッと来るものが無いというか・・
それは物が氾濫している日本ならではの出尽くし感とか、物離れ感かも知れない。
今年、私としてはもっと物を絞りシンプルに向かいたい。ひとつひとつのクオリティーは高めながら・・
この時期の都会は一番魅力的かも知れませんね。
イルミネーションが華やかで街が一際輝く時。
そんな都会の空気を近々吸いに行きたいなと思います。
誰にでも自分にとってのゼータク品があると思う。
私にとってゼータク品とは煙になって消えてしまう物、すなわちシガーである。
高価な車や時計、靴、などに憧れた時代が無かった訳ではない。かつて車だったらロンドンタクシーが理想の車だった。
今、物欲は萎える方向に向かい、休日に楽しむシガーがあれば良い。
午前に珈琲を飲みながら半分、夕方酒を飲みながら残りの半分を味わっていると何ともリラックスしたゼータクな時間を過ごせる。
そのシガーを保管するのがヒュミドールという保湿箱である。
精製水を湿らせたスポンジなどをこの木箱に入れシガーを保管する。乾燥するとパサパサになりシガーが台無しになってしまうからだ。
以前、このLVのヒュミドールをメンズのヘアサロンでレジ代わりにキャッシャーとして使っているのを雑誌で目にした事があり、粋なことをすると感心した覚えがある。
このところ私の部屋のレコードプレーヤーには一枚のLPがずっと乗ったままである。
ビル・エバンスの「You Must Believe In Spring」。
今年、私の好きな方々が遠くへ旅立ってしまった。
チャーリー・ヘイデン、水丸さん、健さん・・そして叔父さん。
叔父さんは私たち夫婦の仲人であり小さな時から随分可愛がってくれた優しい人だった。
宮崎へのサーフトリップはキャンセルし、通夜から火葬まで葬儀をお手伝いした。
ビル・エバンスのこの晩年の傑作アルバムは、録音の前年に亡くなった妻エレインに捧げた曲「B マイナー ワルツ」で始まる。
悲しく美しいこのアルバムを私はいつまで聞き続けるのだろう・・・