サンドカフェ・GWのお知らせ

4月27日〜5月5日(4/30、5/6はお休み)のGW期間中サンドカフェはメニューを限定させて頂きます。

 

GW期間中はドリンクとデザートのみのメニューとさせて頂きます。(営業時間は平常通りです。)

 

カレー・ピザ・ランチ等はお休みさせて頂きます。(お食事は「トーストとサラダのセット」のみ)

遠方からサザエカレー等を召し上がりにいらっしゃるお客様もあるかと存じますがご容赦下さい。

 

ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します。

GW良い天気を期待しましょう!

米寿と還暦

私の母とカミさんは同じ誕生日。

その3月26日、母の米寿とカミさんの還暦を身内で祝いました。

 

久し振りに姉と妹が来たので私達兄弟3人が揃いました。

でも姉は鴨川、妹は町内に住んでおり皆近いんですけどね。

子供たちが近くにいるって親にとっては幸せな事なんでしょう。

 

母が東京の女子大に行っていた時の話なんかを聞けて和気あいあいな時を過ごしました。

場所は、とんかつ「みやはん」さん。昨年ご夫婦で千倉に移住しお店を開かれました。国立で料理屋を長く営まれていただけあり和のコース料理を美味しくいただきました。

ユーミン

カミさんの還暦を記念してユーミンの武道館ライブに行きました。

やっぱり、何かの節目の時にはコンサートとか旅行に行きたくなりますね。

 

14歳で作曲を始め、16歳で「ひこうき雲」を作った天才少女も今や65歳のカリスマ。

でもユーミン、少女のように可愛かったんですよ!

哲学者のエリック・ホッファーも言っています。

「成熟するとは5歳の子供の真剣な遊び心を取り戻すこと」だって。

セーラーやウエスタンなどのコスチュームでステージ上を動きまわり、東西南北のファンを楽しませてくれたユーミン、格好良すぎです。

 

もう一つ、舞台装置がハンパ無いんです!巨大な回り灯籠を模したファンタジーワールド。

旦那さんが何かで言ってましたね「ステージにお金かけ過ぎ」って。

あれだけこだわったステージ演出できるのは世界広しといえどもユーミンだけでしょう。

もう、お金じゃないんでしょうね。矜持というか・・夢ですかね・・

アンコールの「ひこうき雲」と「やさしさに包まれたなら」・・グッと来ました。

キャロル・キングとジェイムス・テイラーのコンサート以来の武道館。あの時は桜の時期だったな!
若かりし頃「ひこうき雲」や「ミスリム」をずいぶん聴いていました。でもユーミンの今の夢は「シンガーソングライターとして長く活動して行きたい」と頼もしいお言葉でした。

キューバ後遺症

「どーでも良くなっちゃいました!」と、キューバから帰って来たホマレさんが言った。

そう、あの国の人々は愛と音楽が全てだから・・と思った。

 

南房総の片隅でカフェを長く続けていると感性を共有できる方達に遭遇する。

そして何故だか50代の方が多い。

ホマレさんは、さいたま市でヘアサロンを展開されている融通無碍な感性の方。

今回の旅ではハバナ旧市街のCASA(民宿)に泊まり、地元っ子の行く床屋で髪を切り、観光客の来ないバーでモヒートを飲んだりとディープなキューバ旅だったらしい。CASAの周りの家々は窓もドアも開けっ放しで朝から音楽が聞こえてくる。日本なら近所迷惑なところだが音楽が聴けるのはラッキーだからと逆に喜ぶ人々の住む国・・

ホマレさんの「僕、プライドが無いんでどこでも入っていけるんです!」って言葉が私の胸に刺さった。

 

皆さん、キューバに行くなら少しでも早いほうがイイですよ!

でもホマレさんみたいに帰ってから後遺症に悩むんですがね・・

ハバナカットがお似合いのホマレさん。キューバはトリニダーの珈琲豆、カミさんの崇拝するゲバラのポスター、私の好きなコイーバのシガーをお土産に頂く。
キューバ旅行用にネイルスタッフさんに描いてもらったというゲバラとキューバ国旗。これを見せて「オラ!」と挨拶すればハバナっ子とはすぐ仲良くなれたそう。洒落っ気に溢れる人です!
私のヒュミドールに収まった右側の4本のコイーバのピラミデ・エクストラは高価なもの。特別な日に味わいたいと思います。
千倉に来るとお袋に会いに「デイズギャラリー」にも寄ってくれる心優しきホマレさん。

おじいさんのワルツ

このところ「STAN GETZ & BILL EVANS」というアルバムの「Grandfather’s Waltz」にハマって毎晩のように聴いている。

普段は心落ち着くスローなピアノ系ジャズが中心だが、時にはテナーサックスのスウィング感ある曲もイイ!

十代で初めて買ったジャズのレコードはソニー・ロリンズ。「セント・トーマス」って乾いたノリの曲が好きだったから。

 

「Grandfather’s Waltz」は、このアルバムに違うバージョンで2曲入っているので聴き比べると楽しい。

昨日は1曲目のバージョンが気に入っていたのに今日は2曲目の方が良くなったり・・

そして知らぬ間に体が揺れている自分がいる。

 

春はすぐそこ。心躍る「おじいさんのワルツ」を聴いて欲しいな!

このアルバムはスタン・ゲッツがメイン。スタンダードジャズって時代が変わっても全く色褪せないよね。
家に帰ってお酒を飲みながら1時間は音楽を聴く毎日。

喪失感

町から本屋が消えていると聞いて久しい。

そして私の町の本屋も突然シャッターを下ろし消えた・・

 

そこは十代の頃から何十年と通った本屋だった。

穏やかな波長の店主と他愛ない会話をよくしたものだった。

今の時期なら「今年の花粉はキツイね!どう鼻の具合は?」などと。

雑誌を立ち読みしていると飼い猫が私の足に絡んできたり。

そうそう、私が二十歳くらいの頃、アルバイトのお姉さんがいて私より三〜四歳年上だったかな。

柔らかな雰囲気をまとった綺麗な女性で、会計の時ドキドキしていた記憶がある。

(不思議なもので、今その女性は時々私の店にランチを食べに来てくれるのだが・・)

 

思い出多かった町の本屋が消え去り、私のアイデンティティの大切なカケラも何処かに行ってしまった。

この平成はそんな喪失感と共に幕を閉じつつ有る。

シャッターを閉めてから少しした後、その姿は消えてしまった・・貴方にも有る事でしょう!自分のオアシスのような場所を喪失した経験が。

A stylish old man

粋なジジイを見つけた。

男性誌「THE RAKE」に載っていた写真界の巨匠エリオット・アーウィット。

あのマグナム・フォトで活躍し現在90歳だと云うエリオット・アーウィットは健在だった。

その彼のNYの自宅(スタジオ)での最新インタビュー記事のフォトに私は引きつけられた。

 

ソファーでシガーを持ちながら愛犬に語りかけるエリオットの上には大きく引き伸ばされた一枚の写真が。

それは鯛のお頭がシガーをくわえたものだった!

エスプリ、シック、あるいはシュール・・

こんな写真を老いても撮れる粋なジジイに私は魅せられた。

右ページにはイームズのラウンジチェアで寛ぐ巨匠の姿が。フロアランプはカスティリオーニのアルコ。スタイリッシュです!
久し振りに写真集を見返してしまいました。

真冬の波乗り

温暖な南房総とは言え2月の海水は冷たい。

特に西風が強く吹いた後などは一気に水温が下がる。

 

先日も年齢を痛感させられた。

海に入って30〜40分過ぎた頃からテイクオフする時に下半身がついて来なくなってきた。

遂にはややレイト気味で波に乗ろうとしたが、立てなくて腹ばったままずっと行ってしまう始末。

 

きっと砂浜で犬を散歩させていたオバサンに「まあ、初心者のオヤジが頑張って人の少ない冬場に練習しているんだわ!」って思われたに違いない(笑)

 

自分でもちょっとショックだったが、真冬の波乗りは当分止められそうに無い。

寒い時こその快感を味わえるのだから・・

強い西風が吹くと風波が立つ場所がいくつか有る。午後から風が弱まってきたら狙い目だ。
冬場、海から上がった後の着替えがキツイ。デリボーイは立ったまま車内で着替えができるのでボロいが手放せないのである。

俯瞰する人

希林さん。

男の人のファンも多かったんじゃないかな・・特に晩年の感じは。

 

色んな状況を俯瞰して見れるってゆうか、キツイ状況とかで私もたまに自分を俯瞰するんですが。

そうゆう人「俯瞰症」って言います(笑)

 

「おごらず、他人と比べず、面白がって、平気に生きればいい」と希林さん。

 

これから少しずつ老いて行くんですが、そうすると人間「何か言葉が欲しい」って時が有るんです。

そんな時、この本を読み返すと思います。

テレビで見たんですが渋谷のご自宅もシック&シンプルで素敵でした。

雪深い青森の秘湯へ

1月23日。

私の62歳の誕生日であり二女の結婚記念日、そして板橋のお義母さんの命日でもある運命的な日。

その3回忌の法要を終えた翌朝、私は大宮駅で新潟の信彦、群馬の直彦と待ち合わせて青森に向かった。

目的地は秘湯・酸ヶ湯温泉。

東北新幹線は320キロと速い。ビールを飲みながら3時間で青森だ。

何処からともなく聞こえた「津軽海峡冬景色」は空耳なのか・・青函連絡船「八甲田丸」が保存されている青森桟橋
カニ・エビ・ホタテ・トロ・イクラ・・青森魚菜センター内の市場に並ぶ好きな海鮮を乗っけていただく「のっけ丼」が昼飯。

青森駅から宿の送迎バスに揺られ1時間半で雪深い「酸ヶ湯温泉」に到着。

300年の歴史あるこの湯治場は「国民保養温泉第一号」に認定されている。洗面所やトイレは共同だったが温泉と食事のグレードを考えれば良心的な料金である。
立ち上る湯気と160畳の広さが圧巻のヒバ材の千人風呂はホント別世界だった!冬場は湯気で1m先も良く見えない。とにかく「力のある温泉」である。(温泉好きの直彦が1泊で7回も入浴したほど)基本混浴だが女性専用時間帯が朝・晩ともあるのでご安心を。

長逗留する人もいると聞いた。棟方志功もそうであった痕跡があちこちに残されていた。

今回、我々は一泊だったが季節を変えて再び八甲田にゆっくり来てみたいと強く思った。

 

帰りの時間が無い中、私は青森駅近くの「おさない食堂」のホタテカレーを食べたいと二人の彦にせがんだ。

何故ならそれは、故・安西水丸さんお薦めのカレーだったから。

信彦が言った「この食堂は開店と同時に来たい店だ!」と。なるほど、ここは水丸さんの好きな店だと確信出来るメニューと雰囲気なのだった。
今回は時間が無く飲めなかったが「カレーと日本酒は合うんだよ!」と言っていた水丸さんの言葉を思い出す当たり前に美味しいホタテカレーだった。きっと水丸さん地酒の〆でこのカレーだったんだろうな・・
新潟の信彦、私、群馬の直彦。直彦がいろいろ手配してくれたお陰で今回の旅が実現した。いろいろありがとう、また温泉行こう!(我々は大人の休日倶楽部会員)

How old can I be ?

美しく穏やかな天気に恵まれたお正月でした。

それだけで充分幸せな気持ちにさせてくれます。

 

カフェは2日から開けました。

沢山のお客様に来て頂き大変ありがたかったのですがGW・お盆と並びお店のキャパを超えてしまいバタバタした接客になってしまいました。またメニューを絞ったにも関わらず品物をお出しするのに時間がかかってご迷惑をお掛けしました。

お店の特徴である「ゆっくり流れる千倉時間」とは程遠いと・・自省したり

少しずつ衰える体力の中でどうやって店を持続させていくかと・・自問したり

漠然とですが営業時間やメニューを調整して70歳までカフェを続けられればイイなと思っています。

波乗り然り。

70歳まで続けて「波乗老人」を目指したいと目論んでいますが果たして・・

今年の初乗りは北風が吹くとよく行くポイントでたった一人のサーフになりました。人は人の集まる所に向かいますが私は逆です。

トラッド正月

明けましておめでとうございます。

本年も幸多い一年となりますようお祈り申し上げます。

 

正月はやっぱりトラッドで行きたいですね。

例えば、「日の出」の軸を掛け、鏡餅を供えお屠蘇を頂くとか・・

「デイズギャラリー」のお正月の設え。

 

お天気にも恵まれ穏やかな幸先の良い新年のスタートとなりましたね。

そんな正月は朝からお酒を頂きます。

唐津で求めた隆太窯・中里隆の青磁猪口と千倉は海山窯・浅井純介の李朝徳利で元旦のお屠蘇を。

4人の子育て時代は大変でしたが、今は子沢山の喜びを実感中。

子や孫にソファを占領され私やカミさんの居場所はありません(笑)
ユウくんも来ています。

大晦日の午後

実家に帰ってきた娘や孫はカミさんと買い物に出かけた。

私は何処へも出かけず一人書斎で珈琲を飲みながら本を読んだり「フーガの技法」のレコードを聴いたりしてノンビリ。

 

そんな大晦日の午後。

大島に溶け込むようなサンセットを見た先週が波乗り納め。その帰り安房神社に今年のお礼参りを。

本年もこのページを覗きに来て頂きありがとうございました。

来年も理想である「優しく枯れていくジジイ」(笑)を目指し精進して行きたいと思います。

皆様も良い新年をお迎え下さい。

九州小旅行〜唐津

私が唐津に来たかったのは陶芸家「中里 隆(隆太窯)」の作品に触れたかったから。

そして「虹の松原」を見たかったからである。

 

また唐津は伝説のフリーダイバー「ジャック・マイヨール」が少年時代に初めてイルカと出会った思い出の場所でもある。

晩年、南房総を頻繁に訪れるほどジャックが親日家になった原点はここ唐津なのだった。

天気予報では2日間とも曇り・雨だったが翌朝目覚めたら幸運にも快晴。晴れ男の面目躍如?
黒松林が4km以上続く「虹の松原」を展望。私は松林に強く惹かれる。
虹の松原を走る。那須の赤松林と唐津の黒松林は甲乙付け難い。あと三保の松原に行ってみたい。
広い敷地に小川が流れせせらぎが聞こえていた「隆太窯」。作業場、登り窯、ギャラリー、住居などが点在する。
親切なスタッフの方が案内してくれたギャラリーには隆氏、息子の太亀氏の作品が展示されている。アメリカ・コロラドにも窯を持つ隆氏は唐津とコロラドを行ったり来たりしながら精力的に作陶を続けていた。
氏が店舗のプロデュースをしたざる豆腐で知られる「川島豆腐店」で豆腐料理をいただく。陶器は全て隆太窯。奥の鳥の絵は友人の黒田征太郎氏が描いたと聞いた。手前、ざる豆腐の乗る白木のカウンターが清々しいお店だ。
料理を盛ってこその器だと言う隆氏。氏の交友関係の広さであろうか、豆腐料理のコースの締めに出てきた漆器は角偉三郎氏(故人)の合鹿椀。この九州小旅行を最高の器と料理で締めくくれた。

九州小旅行〜糸島

12月で失効するマイルがあったのでカミさんに「何処行きたい?」と聞けば「糸島!」だと言う。

ここ数年の間に糸島(福岡)という地名をよく聞いていたので私もちょっと興味はあった。

それに唐津(佐賀)にも近い。

長年、虹の松原や隆太窯などに行ってみたいと思っていたからだ。

福岡空港はアジアからの沢山の旅行客で活気があった。まずは太宰府天満宮にお参り。ここもYou達で賑やかだ。
レンタカーで1時間ほどで糸島到着。この日は波が無くサーファーも居なかったが海岸線にはカフェやサーフショップ、コテージなどが点在していてアカ抜けた雰囲気。
糸島の老舗カフェ「Sunset」からの眺め。姉妹店のベーカリーカフェ「CURRENT」にも行きました。サーファーのオーナーらしいネーミングです。
ロンドンバスのカフェもあったりして若い人が集まってくる。
糸島から唐津へは直ぐ。宿は唐津湾に面し虹の松原も近い「汐湯 凪の音」落ち着いた雰囲気の宿です。

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