楽ちんスタイル

カミさんと次女が木更津のアウトレットに行きたいと言うので気乗りしなかったが渋々付き合った。

アウトレットとか広くて疲れるし、最近はファッションにもこだわりが無くなったから(ウソです)。

 

ただ歳をとるに従い物欲が無くなって来たのは確かで、二人に付き合っていろんな店を何となく廻っていたらビームスで二人が「このスニーカーどお?」と私に聞いてきた。

見ればVANSのスウェードで中はボアになっている。「これからの季節にいいかも」と言ったら何とカミさんが買ってくれました!

次のユナイテッドアローズではストレッチ素材のカーゴパンツを見つけた。最近は楽ちんなのでジーンズもストレッチ素材をよく履いている。

 

スニーカーもカーゴパンツも五千円台と納得のプライスでした。帰りの車の中で「次のサーフトリップはこの格好で行こうかな」と言ったら、次女に「やっぱ来て良かったでしょ!」と返された。

カーゴパンツは腿のポケットにスマホを入れられるから便利なんです(笑)

アウトレットではないんですが、私的にオススメな楽ちんスタイルが無印良品のベルト。

無段階で調節出来て軽いのでとても使いやすくベージュとカーキの二本を愛用しています。

飛行機に乗る時の検査で金属のバックルだといちいち外さないといけないんですがこれは大丈夫。安いんですよ。

三人目

このブログを時々覗きに来てくれる方ならお判りと思うが、私には男の子の孫が二人いてヒナタくん(

もうすぐ6歳)とユウくん(1歳)である。(それぞれ長女と次女の子供)

 

この夏めでたくヒナタくんに弟が出来た。

8月に生まれたエイトくんだ(笑)。

 

このエイトくん、実にマッタリと穏やかな性格。

滅多に泣かないし、周りが騒がしくてもいつもスヤスヤ寝ている。

 

これで孫は男の子3人となった。

私の父と母は孫が10人いて9人が女の子だったからその逆を行くんじゃないだろうか?

まさかね?!

癒されます! 子供が好きで保育士になった長女。二人目は女の子が欲しいと言っていたがエイトくんに目を細めている姿を見るのも悪くない。

営業を再開して

今回のような台風による災害に遭うと、いかに「平凡な日常こそが幸せ」なのか改めて再認識させられる。

 

私にとってこうして店のカウンターに立ち、いつもの様に仕事が出来る事こそそれに値する。

 

お陰様でポツポツとではあるけれど再びお客様に来て頂けるようになりつつある。

 

そして、早く被災された方々が日常に戻れる様祈るばかりだ。

皆さん、南房総にいらっしゃって下さいね。

ファミリア

最近、我が家に住み込みで子連れの家政婦さんがやって来ました。

 

この家政婦さん、私に玄米弁当を作ってくれたり髪を切ってくれたりと気が利くのですが、私より先に風呂に入ったり冷蔵庫のアイスを食べたりと結構大胆です(笑)。

 

おまけに一歳の男の子は私の部屋に侵入しては荒らしていきます。でもカワイイので余り文句も言えません。

 

そう言えば以前、イタリアの親父は娘がどんな状況にあっても優しく受け入れるって聞いたことがあります。

そして私もそうありたいって心底思っているのです・・

あれ、この男の子見覚えがあるんだけれど! ひょっとしてユウくん?!

今年ほど色んな事が起こる年も無いだろう。

でもやり直すなら早いほうがイイって気持ちを切り替えたんだ。

気分転換に横浜に行きました。カフェ好きな娘なので。

カイゴノハジマリ

数キロ離れた所まで自転車で行ってしまう健脚を誇っていたオフクロが骨折した。

自転車ではなく庭で転んで大腿骨を折ってしまったのだ。

 

救急車で病院に向かう時、上の方から「おまえの出番だ!」と聞こえた気がした。

 

手術をしてくれた先生が「自転車に乗っていただけあって、88歳にしては骨が硬く筋肉もありますね」と言って下さりチョット安堵。

 

この1ヶ月の間、病院に通ったり市役所に介護の申請に行ったりと慌ただしく過ごしていた。

 

今、オフクロは退院し自宅で介護ベッド、トイレの手すり、歩行器などを使いながら少しずつ日常生活を再開しつつあるが気は許せない。

幸い町内に妹、車で30分の所に姉が住んでいるので手を借りながら見守り始めた。

本当は病院からもう少しリハビリを勧められたが母の懇願で自宅に帰ってきた。私も悩んだが、病室で元気が萎んでゆく姿を見るのは忍びなかったのが本音だ。
自宅に帰って表情も以前のオフクロに返った気がする。何とかデイズギャラリーの店番も出来る状態に回復してきた。

孫たち

どうも今年は、次から次へと色んな事が起きて慌しい年である。

良いこともあれば悪いこともある。

それが人生・・

 

そんな中で楽しみなのが孫の成長。

長女のところのヒナタくんは来春一年生。

久しぶりに酒々井の家を訪れるとピカピカの黒いランドセルを私達に見せてくれました。

体が柔軟で体操が得意なヒナタくん、8月には弟が生まれます!

一方、次女のところのユウくんは1歳を過ぎ、よちよち歩く様になりました。

私の手を引っ張っては家の中を歩き回ります。

キッチンの流しで小さいタライの風呂に入る姿が何とも可愛らしいんです(笑)

何となく、ユウくんは私の家系にはいない逞しさを持っている気がするんです・・

今年は色んな事が起きてブログをなかなか更新できませんが、たまにはのぞいて下さい。

大女優の人生哲学

岸恵子さんの著書「孤独という道づれ」が産経新聞のインタビュー記事で紹介されていた。

若くして渡仏、映画監督と結婚し長くフランスに暮らした大女優も86歳ですと、信じられない若さです。

 

その秘訣は旺盛な好奇心でした。

「人生にはたびたび偶然や非日常が訪れる。ひどい道を歩かなければならなくなることもあるけれど、私はとにかく乗っかっちゃうんです」

「私、人にすごく気を使うんです。だから一人になるとほっとするし、いろんな意欲が湧く」と。

 

そして死生観も超然としている。

「人が死んだら家族がしばらくは顔とかを思い出してくれるんだろうけれど、そのうち吹く風に乗ってどこかに消えていくんですよ。人って忘れて行くんですよ。そして歴史はどんどんめぐる。ひとつの「生」は宇宙という遠大なものの中の小さな欠片で、その生が終わり、次の時代がくるんですから」

 

HOW TO的処世術ではなくWHY的人生哲学を持っている人って自分ときちんと向き合って来たんでしょうね。希林さん然り、下重暁子さんも・・孤独を味わえるとは成熟している証なのかも。

今の社会を覆っている同調圧力のようなものに迎合しない清々しさを感じます。

著書「孤独という道づれ」読みたくなりました! 健康の秘訣は特に無いそう。食べたいものを食べるし運動も思い出したようにする程度。と、あくまで自然に任せているんですね。

ヒョータンの夢

時々行きたくなるレストランがある。

西池袋の「シュヴァル・ドゥ・ヒョータン」である。

オーナーの川副さんとはサンドカフェをオープンした頃からの長いお付き合い。

 

久しぶりに伺ったが今や予約の取れない人気店になっていた。

聞けば7年目の今年、道を挟んだ向かいに「Pēche de Hyotan」というデリカテッセンをオープンさせていた。

近所にシックな美容室も出来たりとレストランを核として何も無かったエリアに落ち着いた界隈を形成しつつ有るようで川副さんの描いた夢にジワジワ近づいているようだ。

 

でも川副さん、たまには千倉でまた一緒にサーフィンしましょう!

今回はカミさんの同級生の石ちゃんを誘い還暦祝いのランチを。
活きていた稚鮎に極細のパスタを巻いたフリット。奥さんの藍さんの作る料理に感動。
古い商店街の肉屋のあとにオープンしたデリ「Pēche de Hyotan」やっぱり個人商店てイイね。

久しぶりのシガー

大学を卒業して役所勤めをしばらくしていた。

今から40年ほど前の話である。

初めて配属された部署に珈琲とタバコ好きのジム・ジャームッシュみたいなオジサンがいた。

 

ダンディーなオジサンは家でドリップしたブルーマウンテンを入れた魔法瓶を持参し、お茶の時間になるとそれを私達にも振る舞ってくれた。

そして珈琲を飲みながらゴールドのデュポンのライターでタバコに火を点けていたのだがライターの上蓋を上げた時の独特の金属音が印象的だった。

 

私がガスライターの王様「デュポン」を使うようになったのは最近のこと。

今日は久しぶりにのんびりした休日だからキューバのお土産で頂いたコイーバに火を点けた。

上蓋を上げるとあのころ耳にしたキーンという心地良い金属音が響いた。

シガーにはオイルライターより点火臭の無いガスライターが合う。
ホマレさんに頂いたコイーバのピラミデ・エクストラに火を点けた。香ばしいキューバンシガーだ。
しばらく仕事絡みで休みが無かったが、久しぶりにリラックス出来た休日に流すのは怠惰な雰囲気に合うビル・エバンスとジム・ホールの「アンダーカレント」。

さすらいのデリボーイ

「そこに停まってるデリボーイはおたくのかね?」

そう言いながら白髪の親父さんがいきなりカフェに入って来た。

 

私が23年間一途に乗っているのがトヨタのデリボーイ(24年前に製造中止)。

一台目はブルーで17年乗った。

今のアイボリーのは6年とデリボーイ愛が尽きることは無い(笑)

 

しかし白髪の親父さんが乗ってきたのはレアなシルバーのキャンピングカー仕様だった。

デリボーイのキャンピングカー仕様とは!・・私は唖然とした。

中にはキッチン、ベッドが完備されておりルーフトップにはランクルのキャリアーを付け、そこにソーラーパネルや釣り竿のホルダーも載せていた。

話を聞けばこの1500ccの非力な車でどこまでも出かけてしまうらしい。驚くことにメーターが私の2倍の29万kmを指していた!これには私のデリもまだまだイケると勇気づけられました。

 

この日、親父さんと私の熱いデリボーイ談義はしばらく続いたのだった。

親父さんは修理も全て自分でやってしまうらしい。お陰で色んな情報を聞けました。
デリボーイを見かけると話しかけずにはいられない「さすらいのデリボーイ親父」に出会った。

California Expression

カリフォルニアのトパンガに住むメイソン&セレナ夫妻の自宅とお店「General Store 」を中心にした写真集「ABODE」、以前から気になっていました。

 

白く塗られた壁とナチュラル・ブラウンの2色で彩られたミニマルで抜けの良い空間は見ていて気持ちがイイ。

 

天然素材とハンドクラフト物そしてヴィンテージ家具などの絶妙なハーモニー。

 

別にこれから家を建てる訳ではないけれど、こんなインテリアや建築の写真集を見ていると時々インスピレーションを貰えます。

アマゾンでアメリカから届きました。このナチュラルで自由な感性はカリフォルニアサーファーの伝統かも・・
何気にディーター・ラムスのオーディオやイームズの椅子がありますね。トパンガ渓谷は冷えるのか薪ストーブが。

MUJI銀座

天から降ってきたみたいな「無印良品」のネーミングと「MUJI」のロゴマークを知らない人はいないだろう。

そして「これがあれば私達の生活は十分だ」というコンセプト、それを反映するアノニマスな商品群と店舗デザインは80年代の発足当初から印象的だった。

後から田中一光氏(アートディレクター)と杉本貴志氏(空間デザイン)、二人の天才クリエイター(故人)の仕事だと知った。

 

先日、無印良品銀座に行ってきました。

一階には産地直送の新鮮な野菜が並んでいたり、地下の飲食店「MUJIダイナー」や「MUJIホテル」(6F~10F)など新しい展開が盛り込まれた無印良品全商品を有する世界旗艦店は混雑しながらも楽しい所でした。

 

私が特に気に入ったのは6Fのホテルのロビー。そこには沢山の美術、工芸、伝統文化などの書籍がセンス良くレイアウトされたライブラリーがありカフェも併設されているので珈琲を飲みながらゆっくり本を閲覧出来る空間となっていた。

実は南房総にもMUJIが有るんですよ。鴨川市の「里のMUJI・みんなみの里」と白浜の「シラハマ校舎」のMUJIの小屋(販売中)です。こちらに来たら寄ってみて下さい。

そのタイトルも「無為のデザイン」杉本貴志著。バー・ラジオ、春秋、グランドハイアットホテルなどを手がけた天才クリエイターが行き着いた焼き物は李朝だった。

令和元年のGW

GWの最中、令和という新しい時代が始まりました。

即位の日、皇居は凄い数の参賀者でしたが新天皇・皇后両陛下の表情はいつ拝見しても崇高にして温かさが滲み出ておられます。

国民の為に捧げる一生ですからね・・・尊いとしか言いようがありません。

 

一転、我が家は長いGWの間二人の孫が襲来しておりました。

長女の長男、ヒナタくん5歳と次女の長男ユウくんです。

連休中の定休日、ママが友達と出かけたので我々はヒナタくんと館山ファミリーパークへ。そこには砂のお城がありました。
体操クラブに入っているヒナタくんはとにかく走ったり登ったりするのが大好き!
もうじき1歳になるユウくんですが、この歩行器で家中を動き回っていました。

実は孫達に翻弄されながらもエネルギーを充電させてもらっているのかも知れませんね。

ニュー・ヘブン

ボストンからケープコッドを旅した時「New Heaven」という地名があった。

確かエール大学がある町だったと記憶している。

日本ならその地名に相応しいのは南房総に違いないと確信する。

 

いつもサーフトリップにご一緒してもらう東京の佐藤さん夫妻が、南房総にセカンドハウスを持ったのが3年前。

海に程近い林の中にポツンと建つ一軒家は、広々した芝生とウッドデッキが開放的な週末のリトリート。

私達も時々泊まりでサーフィンやバーベキューなど楽しく過ごさせてもらっている。

 

60〜70代という人生の黄金期を過ごす場所として温暖で穏やかな時が流れる南房総を選んだ佐藤さん夫妻。このGWには子供達や友人達が大勢やって来るらしい。

 

良き人生を送れる場所・・が南房総

いつも愛犬と共にある佐藤さん夫妻。周りに民家は無いので大勢でバーベキューを楽しめる。
新しいサーフボードの感想をカミさんに話すキヨミさん。いつの間にか私達全員が60代になっていた。これからはノンビリとサーフィンを楽しみたい。
セカンドハウスの正しい過ごし方は早寝早起き。どうしても野鳥の声で目覚めてしまうのである。向こうに見えるホテルでは海を見ながら日帰り入浴が出来る。林の中を抜けサーフポイントまで歩いても6~7分。

20周年記念レコード

もう1年以上前になるだろうか、大阪の家具工房・TRUCKが20周年記念でレコード(CDも)を出した。

オーナーがセレクトした曲を集めたオムニバスなのだが、その中に10代の時に出会った忘れられない曲が2曲入っていた。

 

私が初めて聞き惚れた洋楽がプロコル・ハルムの「青い影」。(いや、モンキーズの「デイドリーム・ビリーバー」だったか?)

小学校5〜6年生の夏休み。毎日のように遊んだ海水浴場のスピーカーからある日聞こえた「青い影」。そのイントロのオルガンのメロディに心惹かれた。

その数年後に曲名を知るのだが、今でもロック史に残る名曲だと思っている。

 

高校を卒業し東京の大学に行く事になった。

憧れの一人暮らしにワクワクした反面、狭いアパートには孤独感も同居していた。

そんな一年生の寂しい夜はいつもFMを聴いていた。

好きな番組のラストに流れていたのがオーティス・レディングの「ドック・オブ・ザ・ベイ」だった。

これまた癒やされた忘れ得ぬ一曲。

 

このLPにはブルースやロック、ジャズといったジャンルの垣根は無い。

20周年という節目に自分の好きな曲だけを集めたLPを作ってしまう情熱に感嘆した。

 

私はといえばサンドカフェが今年25周年を迎えた。

やはり単に通りすぎる事が出来ない節目である。

さすがにLPを作ることは出来ないが長年のご支援に感謝を込め、ささやかな記念の品を準備せねばならないと思っている。

マディ・ウォータース、ボブ・ディラン、ジミー・クリフ、ジャニス・ジョプリンやビリー・ホリデイなどグッデイミュージックが納められた一枚。さて私は何作ろうか?

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