初いろいろ

2025年のお正月は穏やかな天気に恵まれた南房総でした。

私もまったりのんびりスタートしております。

まずはゾロゾロ総勢8人で料理の神様「高家(たかべ)神社」へ初詣に。

近所に日本唯一の料理の神様「高家神社」が有りますので職業柄行かねばなりません!

一応、初サーフもしました。

初乗りは内湾でした オンショアがビュービューの中入りましたが1時間も持ちませんでした もう無理せずほどほどで深追いは禁物ですね

年末にノジリさんから頂いたマールで久しぶりの初シガーを楽しみました。

本当に久しぶりのシガー。マールとダビドフでちょっと贅沢な気分を味わえました。

普段はBluetoothのスピーカーで音楽を聴くのが多いんですが、時間に余裕がある時レコードをかけます。

年始の初レコードはやっぱりビル・エバンス!

私の冬の定盤「From Left To Right」 エレクトリックピアノの暖かでムーディーな音色が寒い季節に合います。

今年はあるがままを受け入れ楽しさに転化して1日1日を丁寧に暮らして行こうと思っています。

なるべくね・・

大晦日

今年は、自分では頑張った年であったので奮発して初めて通販の「おせち料理」を頼んでみた。

カニやお肉もカミさんが用意しているので我が家としてはいつに無くプチ贅沢なお正月となる予定だ。

只これらは殆ど子や孫が楽しめれば良くて、私はおせち料理をちょっとつまみながらお酒が飲めれば良いわけ。

そのお酒も年末にかけて色々頂いてしまい嬉しい限り。

ワイン、日本酒、黒糖焼酎、シンガニそしてマールまで・・

キョウコさん、イズミ、サトウさん、ノブヒコ、ユウジさん、タカヤマさん、ノジリさん皆さんありがとうございます。

お正月楽しませていただきます。そうお正月だけは朝から解禁なのです。

ノジリさんマールありがとうございます。オススメの飲み方、エスプレッソに垂らして飲んで見たいと思います。
食後に久しぶりにシガーを吸いながら味わおうとも思っています。

お店開店30周年の記念に作った「2025 TODAY IS A GOOD DAY カレンダー」数名の方々から額に入れましたと嬉しいメッセージ頂きました。

我が家の壁にも額装したカレンダー架けました。

ラフにピンナップしてシワや色褪せても逆に感じが出る様作ったのですが額に入れるとポスターっぽく締まりますね。

2025年 皆様に爽やかな風が吹きますように

師走雑感

若い頃は、歳をとってジジイになったら毎日穏やかな時間がゆっくり過ぎて行くんだろうなって漠然と思っていた。

来月で68歳になると言うのにアッという間の一週間、アッという間の一ヵ月を繰り返し、もう年の瀬を迎えてしまっている。

だが今年の師走は、いつに無く清々しい心持ちで過ごしている。

今年は27年間営業を続けてきた道の駅の支店を閉めた。

私にとってそれは今年の大きなミッションだったけれど、何とか完了することが出来た。

世の中全て取っ替えっこ、手放す事によって得るものもある。

一周回って原点に帰ったのだ。

30年前にスタートした「Sand CAFE&Deck Shoes」に・・

 

最近、珍しく雑誌を買った。

平凡社の別冊太陽「海や山、森のそばで小さな平屋に住む」

このタイトルにそそられた。

白磁作家の黒田泰蔵の東伊豆の家や八ヶ岳、三浦半島の素敵な家が載っている

ドイツの建築家のミース・ファン・デル・ローエも言っている。

「私達はそんなに多くの物を所有しなくても充分幸せになれる」のだと。

この歳になってそれを実感しています。

海や山、森のそばで小さな平屋に住むというタイトルに惹かれた私。

自然の懐でシンプルな生業を繰り返し老いて行くのも悪くない。

皇居散策の日

東京に居る三女の彼氏から皇居が一般公開しているので良かったら一緒に行きませんかとお誘いがあった。

二人で行けば気を使う事なく水入らずなのに、私達を誘ってくれるとはこの上なく有り難い。

しかも近くのホテルでランチの予約まで取ってくれていた!

もしかして、大事な話があるのかも?とちょっとワクワクしながら出かけて行った。

初めての皇居内に胸が高鳴る

T君は史跡やお城が好きと聞いていたので私達は二人の後をついて行った。

素朴な疑問をT君にぶつけると天守閣は江戸の大火で焼けました、とかこの堰は太田道灌が作ったものですとか丁寧に答えてくれる。

前を歩く二人、乾通りには見事な樹木が連なっていた
石垣が整然と積まれていた天守閣跡
江戸城の天守閣が再現された物が展示、五階建てです
初めての皇居散策、T君誘ってくれてありがとう

 

皇居内は清々しい空気感が漂っていました

皇居散策の後、少し歩いてホテルでランチのコースをご馳走に。歩いた後のシャンパンの美味かった事!

今回は大事な話は有りませんでしたが初めての皇居に誘ってくれランチまでご馳走してくれたT君に感謝、そしてこれからも二人でイイ関係を築いて行って欲しいと願っている。

そんな嬉しくも温かな快晴の師走の良き日。

 

あと、帰りに寄った「パレスホテル東京」のパフェが美味しすぎたので報告まで。

チョット贅沢なパフェとマロンシャンティを四人でシェア。これも何と娘が奢ってくれた。

30周年カレンダー

30周年の感謝を込めて「TODAY IS A GOOD DAY 2025」カレンダー作りました。

ご来店の皆様にプレゼントさせて頂いておりますので是非お立ち寄り下さい。

白いボートの写真は浅井慎平さんのお弟子さんだった大阪在住の井上真一さんの作品です。

私の大好きな写真!(5年前のカレンダーの表紙もコレでした)

潮風にさらされ褪せた感じを出しました。手触り感のある紙質です。
アメリカンなロゴに海辺の生物が隠れています。

しばらくお会いしていないあの方、あのご夫婦、あのご家族、いろいろな方達の顔が浮かんできました。

来年一月中までお渡し出来そうな枚数をご用意しております。

 

さあ、2025年はどんな年にしようかな!なんて、私もこのカレンダーを眺めながら妄想を始めております・・

セーラーマンがお出迎え

9月末で無事に潮風王国の「散歩カフェ」の閉店作業が終わりました。

最後まで献身的に片付けをしてくれた3人のスタッフに感謝せねばなりません。

長い間お疲れ様でした!そしてこれから良き人生を歩んでくれる事お祈りします。

 

散歩カフェから撤収してきた沢山の荷物を整理しました。

その中に高さ1メートル程の木製のセーラーマンがありました。

かなり色褪せていたのであまり目立たない感じだったのですが、ペイントし直したらイイ感じになったのでサンドカフェの入り口に立たせました。

これから皆さんをお出迎えする新スタッフ「黒船長」をよろしくお願いします。

一本の木から削り出しているので結構重いんです!
青い目と目尻のシワと帽子のイカリがこだわり 笑

この手の潮臭いセーラーマンが昔から好きで旅先なんかで出会うと欲しくなっっちゃうんです。

自宅にもおじさん達が居ます

今まで出会ったセーラーマン木像の最高峰はマウイ島・ラハイナの宿屋「パイオニア・イン」の入り口に立っていた等身大の船長です。皆んなこの船長と記念写真を撮っていました・・

あのラハイナの大火事で燃えてしまい現存していないのが残念でならない・・

さよなら散歩カフェ

サンドカフェを開店してから3年後、道の駅・潮風王国が出来るというので「散歩カフェ」を作りました。

カフェはチョット一息入れる場所であり、ソフトクリームやエスプレッソ、ビールなどが飲めて軽食なんかもある店があったらステキだと思ったから。

当時はアクアラインが開通したり館山道が富浦まで繋がったり南房総へのアクセスが飛躍的に短縮されたタイミングだった為、「潮風王国」も盛況だった。

あれから20年以上経ち、房総を襲った台風そしてコロナ禍と試練が続きましたが、何とか維持してこれたのは多くのお客様に支えられてきたからに他なりません。

そしてこの9月24日を最終日に27年の歴史に幕を閉じる事となりました。

スタッフの皆んなの頑張りにも随分助けられました。ヤマちゃん、イワさん、トモミさん長い間本当にありがとうございました。感謝の念に堪えません!

今は亡きお袋も、スタッフが足りないと6〜7kmの道のりを潮風王国まで自転車で通ってくれたのも思い出します。

皆様、長い間のご愛顧本当にありがとうございました。

これからもサンドカフェそしてデッキシューズを宜しくお願い致します。

夏の海遊び

残暑厳しい9月ですが久しぶりのブログを書いています。

私には3人の孫がいますが全員男の子、10歳、6歳、5歳です。

この夏初めて孫3人揃っての海水浴に行きました。

遠浅で磯遊びも出来る塩浦海岸まで車で10分程。

5年生のヒナタ君は年下の面倒を見てくれて助かります
岩の上のヒナタとエイト、浮き輪のユウ

私は暑くてクラクラしていたんですがやっぱり子供は元気でいつまでも遊んでいたそう・・

今日は海の家でラーメンとかき氷を食べようと思っていたんですが、カミさんの意見に押され野島崎灯台前のカフェに。

ここで私の心臓の鼓動が早くなり冷や汗が!

たまに来る不整脈の前兆に水を飲み静かにしていたら収まりましたが、涼しいカフェに来て正解でした。

いつ来るか分からない不整脈、ちょっと怖いです。

ヒナタとエイト兄弟はかき氷派、ユウはソフト派 「オリーブ」さんのカツサンドは時々食べたくなります。

その前の週、我が家に滞在していたカミさんの従姉妹のサイちゃん、ナオちゃんと仁右衛門島(鴨川)にピクニックに出かけました。

実は私は南房総に居ながら初めての仁右衛門島でした。

渡し船で個人所有の仁右衛門島に5分ほど
何代目かは分かりませんが仁右衛門さんの旧居は風情があります

ちょっと一昔前の観光島っぽかったんですがビールとサンドイッチを持参してランチ、磯遊びや散策ルートを回りました。

家族連れが何組か来ていましたが、この島資本を入れてリゾートアイランドにしたら楽しいだろうな、なんて妄想を抱きながら島時間を過ごしていました

イケオジフレンチサーファー

パリ五輪の熱い闘いも終わりました。

我が日本のアスリート達も多くの感動的シーンを見せてくれました。本当にありがとう!

 

それと共に、開会式の一環で雨のエッフェル塔で復活したセリーヌ・ディオンが歌った「愛の讃歌」

これ凄かったですね、圧巻でした!

今も毎晩YouTubeで見返してしまう程です。

 

タヒチでサーフィンの競技がありましたが、ヨーロッパって結構サーフィンが盛んなんですよね。

イギリス、ポルトガル、スペイン、イタリアそしてフランス本土でも。

フランスだとビアリッツとかギタリーなどロングボーダー憧れのスポットがあります。

そのギタリーでイケオジサーファーを発見しました。

ムッシュレジス、この方相当なダンディとお見受けしました。

こんなノーブルというかダンディな雰囲気のおじさんサーファーは日本ではお目にかかりません。
ビアリッツやギダリーに波乗りに行く時はヴィンテージの幌を外したランドローバーで。
サーフィンもオリジナルなスタイルです。ひょっとしてトランクスとボードと車のカラーコーディネートしてません?

ムッシュレジスのもう一つの趣味はオフロードレースらしい。

WHEEL&WAVEなんですね!何しても絵になります。

こんなカッコ良過ぎるムッシュもいるフランスのサーフィン事情。色々な国のスタイルマスターを見るのは楽しいですし刺激になりますが、私は私なのでこの南房総でノンビリ波と戯れていたいと思っています・・少しでも長く自分スタイルで。

この夏「カレーと本格焼酎」

創刊から35周年を迎える「サライ」誌にサザエカレーが掲載されました。

南房総の片隅で営むカフェのメニュー「サザエカレー」を最初に平凡社のカレー専門誌に紹介してくれたのが安西水丸さん(故人)でした。

少年時代を千倉で過ごした水丸さんの思い出のカレーが「サザエカレー」だったのです。

それから少しずつ雑誌等に紹介してもらえるようになったきっかけでした。

今回「サライ」誌の「カレーと本格焼酎」の特集号に掲載して頂きました。

35年の長きに渡り支持されている大人の雑誌、特にシニア層の読者が多いのも頷けます。

表面的でなく地に足が付いた分かりやすいマニアックさ、そしていつも感心する写真のクオリティ。

付録で「深夜食堂」傑作選がついてます。これ面白いですね!
サザエの仕込みから取材を受けました。深掘りです!
奄美大島で黒糖焼酎を飲み比べた際、好みのトロッとコクのある「紅さんご」に出会いました。焼酎特集も熱いです!

是非書店等でお求め下さい。

夏にクルー

連日の猛暑、体に堪えますね。

これだけ暑いと部屋に流す音楽も軽めの感じになって来ます。

 

70年代後半から80年代にビールをはじめ「ライト感覚」なモノが流行った時代があって私もフュージョンとかライトジャズを聴いていました。

Stuff、ジョージ・ベンソン、トム・スコット、グローバーワシントンJr、チャック・マンジョーネ、etc

今年の夏はこの手のレコードをかけることが多いです。

中でも「EARL KRUGH」は学生の頃、向ヶ丘遊園に新しく出来たジャズ喫茶で聴いて即買いした覚えがあります。

この夏はそんな懐かしのアール・クルーの「LAUGHTER IN THE RAIN」とジョージ・ベンソンの「Breezin’」が再び定番になっています。

特に軽めの「LAUGHTER IN THE RAIN」と「ANGELINA」「WIND AND THE SEA」オススメです

夏の夕べにアペロール・スプリッツでも飲みながら涼しげなギターの音色を聴いてみてはいかがですか。

キャニスター好き

15年もブログを綴っていると「これ前にも書いてるんじゃないの?」って思う事しばし・・

 

カフェで毎日使っている道具にキャニスターがあります。

私のカフェでは、ミルで挽いたコーヒーパウダーを入れたり、紅茶や粗製糖を入れて置くのに使用します。

ずっと使い勝手の良さでイギリス・タラ社のキャニスターを愛用しています。

そもそもは昔雑誌で若かりし頃のマーガレット・ハウエルさんのキッチンで使われていたグリーンの蓋のタラ社のキャニスターを見たからでした。

アルミ製なので軽くて密閉性も良く30年使っているのですが丈夫と三拍子揃っているのです!Sandのロゴのはステンシルしました。

また、使うと言うよりは、キッチンに並べて置きたくて集めた物もあります。

フタがアルミで本体がホーローのオランダ製です。海辺に粗野な週末小屋があれば置きたい感じ。
フタのツマミがベークライト製のフランスの物。メタル感がモダンなインテリアにも合いそうです。

そこに有ると雰囲気が出て、使えるもの「キャニスター」、あと取っ手付きの使い込んだまな板なんかも大小並んでたらカワイイですよね。

老朽化・・

カフェを始めて30年余り、一杯ずつ丁寧な抽出を心がけて来ました。

「おいしいコーヒーを淹れたい」と念じながら・・

 

まず、沸騰したお湯をヤカンからドリップポットにお湯を移します。

愛用しているシンプレックスのヤカン、これ結構重いのです。

私の店では、一杯のコーヒーを淹れるのに5回に分けてお湯を注ぐ方式です。

一杯分でも5回、三杯分でも5回お湯を注いで抽出します。

1日かなりの回数を繰り返します。

長年の職業病だと思いますが、1年ほど前から右手首と右肩に痛みを感じ始めました。

手首をひねったり、肩を上げると痛みが伴うように、きっと腱鞘炎。

ですから夜寝る時は右肩を下に出来なくなってしまいました。

 

同じタイミングでカミさんが右足を引きずるようになりました。

カフェが忙しくなる時間帯から踵が痛くなるようで柔らかい厚底のサンダルを履かざるを得ない状況に。

先日、リチャード先生に伺ったら「踵の骨が突起しているので痛みが増すようなら結石治療に使う超音波砕石機を使うか、手術で取り除くかです」との事。

何とかオペせずに痛みが引いてくれれば良いのですが・・

我々も65歳を過ぎてからあちこち老朽化が進んで来ているようです。

 

ただ運の良いことにサーフィンの時は不思議と痛みは大丈夫なんですよね。 笑

貝の誘惑

私は特に貝マニアとかコレクターという訳ではありませんが、オブジェとしての貝に興味があります。

それで以前からシャコガイが欲しいと思っていましたが、何と某所から頂けるというお話が。

長く思っていると叶う事もあるんですね。

しかもひとりじゃ持てないほどの重い貝をカフェまで届けて頂いて、ありがたい事この上無い。

ヤスコさん、マユミちゃん重い貝を運んでもらい痛み入ります。3個も・・

この二枚貝の王様をどこに配置するか嬉しい悩みです。

あと巻貝の女王様もカフェにあるんです。

オーストラリアの南西部のアラフラ海に生息するアラフラオオニシ(オーストラリアントランペット)世界最大の巻き貝の種類ですね。
宝貝の仲間で最大になる「ナンヨウダカラ」私の拳くらいあります。
国立科学博物館から発刊されていた「美しい世界の貝」写真・レイアウト共に美しい本です。
マニア垂涎のオキナエビス貝。深い所に居るため稀に底引網に掛かったりします。
カフェのカウンター向かいの棚にも展示してあります。右にはテラマチオキナエビスが。

今度カフェにいらっしゃったら、これらの貝を探してみて下さいね。

モノクロームを部屋に

部屋にモノクロームの写真を飾るのが好きです。

1932年にアメリカ写真の父と呼ばれるA・スティーグリッツによって撮影された「ドロシー・ノーマンの肖像」

このポートレートを写真集から拡大コピーしてもらい部屋にピンナップした。

カフェの近所にデザイン事務所を構える永井さんにA3ノビのサイズで、バンヌーボーのナチュラル紙にコピーしてもらった。

実はドロシー・ノーマンという女性はスティーグリッツの愛人で本妻は有名な画家のジョージア・オキーフ。ニューメキシコのゴーストランチで暮らしたオキーフの暮らしぶりは写真集でも広く知られていますね。

私はお酒を飲みながら毎日この清楚で物憂げな感じのドロシーと目を合わせる度にこの3人はどんな関係だったのかと想像してしまいます。笑

他にも部屋に数点モノクロームを飾っています。

鳥取の写真家・植田正治の写真集は古いガラス瓶に。
NYの自邸でシガーを吸うM・デュシャンのポートレートなども。

和室なので何となくモノトーンが落ち着きますね。

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