ラハイナの衝撃

マウイ島の大規模な山火事でラハイナの町の約8割が焼失した映像を見てショックを受けた。

 

私は若い時からラハイナの町が、19世紀に栄えた歴史的港町を当時の雰囲気を保ちながらリゾート化している事に興味をもっていた。残すべきものは後世に残すと言うか、新しきが古きを淘汰しないんです。

その古い港町を象徴しているのが船員達の旅籠だった「パイオニア・イン」という宿屋。

そこに等身大の木彫りの船長さんが置かれていて皆んな一緒に記念写真を撮っていたものだ。

潮くさいラハイナを象徴する老船長。

海岸通りには同じテイストで建てられたお店がズラッと並んでいた。ギャラリー、レストラン、ブティック、アンティークショップetc。海に突き出たレストランには波しぶきが当たるほどだった。

観光客はこの界隈をのんびり散歩しながらウィンドウショッピングする。リゾートのストリートにはギャラリーが多く自宅やセカンドハウスに飾るアートなんかを物色する人も多い。

初めてマウイ島に行ったのが早20年以上前。

妹の家族と両親、カミさんのお母さんも一緒だった。私も妹も子供が4人ずついるのでかなりの大人数の旅だった。ラハイナ散策やハレアカラに登ったりパイナップル畑でパインをカットして食べたり楽しい思い出が沢山ある。

2回目のマウイは10年前、佐藤さん夫妻とのサーフトリップだった。

ラハイナの町は何も変わらず潮くさいオールドタウンのままだった。こんな場所は変わらないでいてくれて良かったと思った。

夜食事に出掛けたらハロウィンの時期で通りは賑やかなパレードが繰り出していたっけ。

町の殆んどが焦土と化してしまったラハイナ。私の好きだった海岸通りの街並みや木彫りの老船長も今は無い・・

被災した町の皆さんの1日も早い復興をお祈りします。

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