佐倉市立美術館で開催されている「安西水丸展」を充分楽しんだ後、同じ佐倉市にある川村記念美術館に向かいました。
せっかく佐倉市まで来たので現代美術のコレクションで名高い川村記念美術館に寄らないわけには行きませんから。
ちょうどお昼だったので美術館のイタリアンレストランでランチをいただきました。
ひとつひとつが丁寧で美味しく充実した食事でした。
展示は私の好きなサイ・トゥオンブリー、マーク・ロスコ(ロスコの部屋がある)などの他にさらに巨大な抽象表現ペインティングがずらっと並び圧巻でした。
そんな大作を過ぎたところに心惹かれる作品が二つ並んでおりました。
そして、その二つとも物凄く小さかったんです。
一つはブランクーシの「眠れるミューズ」ツルンと研磨された金色の頭部の彫刻は何とも言えぬ表情でコロンと置かれていました。
もう一つは「箱シリーズ」で知られるコーネルの「青く塗られた青の中に」
実際みるとこのブルーが目に染みてくるようなノスタルジックなブルーなんです。
大作の中で出会った小さな作品に心惹かれるところがアートの面白さでもあります。