箪笥から古い写真が色々と出てきました。
スコットランドは、写真家の浅井慎平さんのアシスタントとして初めて「いいちこ」のテレビCMとポスター撮影に同行させてもらった旅だった。(そうビリーバンバンの歌が流れるCMです)
なんせ初めてのアシスタントなので、毎日ずーっと気を張りっぱなしでロケに集中していたんです。
夜、ウイスキーを飲んでいたら浅井さん(師匠)の前で居眠りしてしまった失敗もいい思い出です。
そのロケではグラスゴーにあるマッキントッシュの美術学校やスカイ島なども回りました。
サンドカフェは、ヘミングウェイの「老人と海」の世界と房総半島の先端に位置する「千倉の海」のイメージを重ねあわせて作ったカフェです。
なのでヘミングウェイが暮らしたフロリダのキーウエストとキューバは一度は訪れなければと思っていた。
最初に訪れたのはフロリダ半島の先端からセブンマイルスブリッジでつながったキーウエストだった。
キーウエスト時代、ヘミングウェイは朝の涼しい時間だけタイプライターに向かったというのがうなずけるほど蒸し暑かったのを覚えている。
またヘミングウェイが通ったといわれる酒場「スラッピージョー」は観光名所になっていてその俗っぽさに幻滅したっけ。
私がその後、ヘミングウェイが「老人と海」を書き上げたキューバに向かったのはキーウエストを訪れてから10年以上経てからになる。