暑く静かな夏が来る

静かな夏になりそうだ。

夏祭り、海水浴場、花火大会などの中止が次々決まって行く。

そして、ちくらサンバフェスタも・・

 

南房総の海水浴場も、他の地域の海水浴場が開設しないので南房総に人が集中すると安全な体制を保てないから開設しないという。これも切ない理由だ。

 

今はちゃんとしたライフガードがいるが、昔は学生のアルバイトの監視員だった。

私も大学生の時、四年間監視員のバイトをしていた。

普通、四年生だと就職活動でバイトどころじゃないのだが何故かのんきに構えていたっけ・・

 

砂浜がパラソルで埋め尽くされ、人々はスピーカーから流れる昭和歌謡を聞きながらサンオイルを体に塗り海の家でラーメンやかき氷を食べた。

熱く火照った砂浜で麻雀をしている人達もチラホラ見かけた。

夏のレジャーの主役が海水浴しか無かったあの頃の夏をときどき思い出したりする。

今年の静かな夏もやがて思い出に変わるのだろうか・・

モチベーション・・

ジワジワとですがコロナ禍から日常を取り戻しつつあります。

 

カフェも6月に入ってから少しずつお客様が戻って来た感があります。

サーフィンも2ヶ月ぶりに復活しました。やはり海に浸かると気が晴れます!

 

ただコロナ禍の前までは自分の中にあったモチベーションの喪失感は拭えません。

 

そんなタイミングで馴染みの方々から温かいメッセージや本を頂きました。

カフェにいつも来て下さる方から温かなメッセージの書かれた絵ハガキを頂き励まされた気がしました。でも遠くに引っ越されれるのですね。アキモトさん、またお会いできるのを楽しみにしています。
濁世には濁世の生き方がある。五木さんは「人生は概ね苦しみの連続だ。そう覚悟する事で心萎えた日々からかろうじて立ち直ってきた」とある。サトウさん本ありがとうございます。じっくり読ませて頂きます。でもこの帯は見城さんらしい!

苦難の末辿り着いた先人や先輩方の精神の高み(言葉)に触れることで再びモチベーションを取り戻したい。

スカル発見

ある日、行ったことのないビーチに向かった。

 

しばらく砂浜を歩いて行くと大きな流木が横たわっていた。

 

その流木の脇に小さな白い頭蓋骨らしき物を見つけた。

 

片手に乗るほどの大きさだったが、何の動物のスカルか判らないままその日は砂浜に埋めて帰った。

 

数カ月後、再びそのビーチを訪れ砂からスカルを掘り出した。

頭蓋骨の真ん中に空いた一円玉位の丸い穴。ひょっとしてクジラの潮を吹く穴か!?
そのクジラの頭蓋骨らしきものはサンドカフェに隣接した海雑貨のお店「Deck Shoes」内の漂流物を展示しているショーケースに収めた。良かったら覗いて見て下さい!

後日、イノシシやカラスのスカルを持っている彫刻家の先輩にその子クジラの骨を見せた。

その先輩曰く「僕の究極のスカルはマウンテンゴリラなんだ!」と言った。

確かにそれこそ拝んで見たいスカルに違いなかった。

幻想散歩

店を休業し家から余り出ない生活を送っていると、運動不足というか体が鈍るので孫と時々散歩に出かけます。

普段車で通らないような小道を風に吹かれて歩いていると何気ない風景の中に自分の好きな画家達の絵がオーバーラップしてくる事があります。

どこかナチュラルハイになってるんですかね!?

普段は中学生で活気のある校舎には人の気配が無く「キリコ」の絵のようだ。
コロナでロックダウンしたヨーロッパの都市の映像を見た時にもキリコを連想した。
森の側を歩いていると不思議な気配を感じインスピレーションを呼び起こされる。
ルネ・マグリットの幻想世界に思いを馳せたり・・
アンリ・ルソーの魔力的絵画がスーッと頭の中をよぎったり・・
田んぼに水が張られ、もうすぐ田植えが始まるというのに私は動けないでいる。

この先、果たして社会復帰できるだろうか・・と思いながら。

 

お知らせ・非常事態宣言が延長されたことを受け「サンドカフェ」の休業を12日まで延長させて頂きます。

ご迷惑をお掛けし申し訳ございません。

痛い首

朝起きると首が回らなくなっていた。

寝違えたようだ。

カミさんに言うと「このタイミングで首が回らないなんて! アハハ」と笑ったが、その笑いでちょっと救われた。

首の痛みは薬を塗ればじきに治るだろうがコロナ禍は先が全く見えない。

こんな時は女の人の方が肝が座っているのかも知れない。

とりあえず融資や助成金で首をつなぐか・・

早く首が回るようにアベ先生迅速な治療(助成)をお願いします!

サンドカフェはGW中(〜6日)休業させて頂きます。

26年間でGWに休むのは初めてのこと。

休業に向けてカミさんは仕込んだ食材を片づけていた・・残念です。

時に気晴らし

「どうしようか?」と自問自答しながらお店は開けています。

 

客席の間隔を広げ、換気・消毒と配慮はしておりますが日々状況が変わっているので営業時間の短縮や臨時休業になる場合もあると思います。

 

その節はHPでお知らせしますのでよろしくお願い致します。

 

そんな最中ですが啓蟄に穴から這い出る虫達のように私は時折気晴らしに出かけます。

 

孫との散歩だったり人の少ない近くのビーチを漂ったり・・

ユウくんは走るのが早くて付いて行くのが大変です。孫からエナジーの充電タイム。
薫風吹き抜ける海にいるとモヤモヤしていた気分がスーッと鎮まって行くのです。

バクの巣

南房総を代表する人気の宿「夢みさき」が昨年、進化系鉄板焼きの店「Bakunos」を開店した。

社長とは幼稚園からの同級生で「コミ」「クリ」と呼び合う間柄。

先日カミさんの誕生日に合わせて「Bakunos」に伺った。

 

この「クリ」という男がスゴくてほぼ全国各地の温泉を制覇。さらに美味い物にも心血を注ぎ、自分の舌を頼りに食材探して西へ東へ。生産者・仲卸を数年かけて口説き落とし彼が惚れた食材だけを仕入れている。

そんなグルマン「クリ」が満を持して千倉に作った食の夢空間は想像を超えて目と舌をウットリさせてくれた。

カウンターの向こうは凛とした空気感。だが客席はリラックスして楽しめるのはシアター形式の作りとスタッフの気取らず温かい対応だからだろう。千倉にちょっと洒落て行ける店ができた事がウレシイ。
久しぶりに「クリ」ともゆっくり話が出来た。彼が出してくれたハモンイベリコをつまみながらワインを飲んだ。
鉄板焼き以外にもコースで厳選されたマグロやウニも味わえるのは魚好きな私には嬉しかった。
本当に美味しい物を少しずつお酒を飲みながら味わえるのは私達シニア層にはありがたい。2種のA5ランク国産和牛は滋味豊かであった。

Feel so good

気持ちイイ音楽を頂いた。

いつもサーフトリップをご一緒するキヨミさんからの誕生日プレゼント。

さっそく帰りに海沿いを走りながらカーステレオで流してみたらとても気分が良かった。

ジェイムス・テイラーの「American Standard」というアルバム。

これ、大人のドライブミュージックにオススメです!

もちろん家でも昼夜を問わず! J・テイラーの歌はいつ聴いても爽やかな希望の匂いがする・・
マイケル・ブレッカーのアルバムで歌っている「The Nearness Of You」も好きだがこのアルバムのもグッとくる!

でも日本に昔から歌い継がれているスタンダードと言える曲って何曲あるんだろう?

遠回りのススメ

引き出しを整理していたら、産経新聞に連載されていた阿久悠さんのコラムの切り抜きが出てきた。

「つまらない仕事でも面白がって工夫すると必ず誰かが見ていてくれる」というタイトル。

14年ほど前の日付だった。

 

若かった時から阿久悠さんは生きていく上で自分の都合が優先されるわけが無いと思っていたらしい。

 

サラリーマンになった頃、何の取り得の無い自分だが与えられたつまらない捨て仕事を無駄な努力を承知で面白いものにしようと工夫を凝らしてやっていたという。

無駄な努力と笑う人もいただろうがそれを見ていた人が新しい仕事へと導いてくれた。

そこでも無駄な工夫を繰り返し、それをきっかけに更に面白い仕事に誘われた。

無駄と遠回りほど価値がある事は無いと信じ続けた結果、稀代の作詞家になった。

 

同じゴールを目指すなら最短距離を選ぶ。若い時には皆そう考える。

気の利いた人間は面白いことを見つけ手間暇かけずにスキップしてゴールする。

ともすれば私もそちらに行きがちなのだが、たまたま見つかったこの切り抜きを今再び読み返せて良かったと思った。

若い時より阿久さんのメッセージが体に染み込みそうだから・・

阿久悠作詞、和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」の歌詞に・・あなたにはさわやかな希望の匂いがする・・という一節がある。いつかそんな人になってみたいものだ。

ライナスくん

我が家にもライナスくんがいます。

そう、毛布を溺愛していつも引きずっている子供です。

1歳9ヶ月になる孫のユウくんですが引きずるだけでなく四隅をしゃぶってビショビショです。

 

私の書斎にもその毛布を引きずって侵入して来ます。

最近はデスクの上によじ登り悪さをします。

さらには大事にしている茶器や酒器、シガー用品などが入れてある医療ケースを開けようとします。

恐ろしい子供です・・・笑

いつも何かやらかそうとしているので気が抜けません!
キーボードやマウスは即避難。ブログの更新率が落ちたのはこの為です!?

肩&腰

4ヶ月ほど前から左肩が痛い。

50代前半でも経験しているので2回目である。

 

腕が真上に上がらないので着替えがキツイ・・

あと横向きで寝る時もツライ・・

 

ただ、パドリングは大丈夫なので何とかサーフィンは出来る。

 

2週間ぶりに海に入ると水がやけに冷たく感じたのは、それまで気持ち悪いくらい温かかったから。

最近、こんな日はテイクオフする時「立てるかな?」と自問自答してしまう。

そしてヨイショット的テイクオフとなる。

 

辛うじて何本か乗ることが出来たけれど、今度はウェットスーツを洗おうとしたとき左腰に激痛が走り思わずその場にしゃがみ込んでしまった・・

幸い腰の方は3〜4日で痛みが引いたが肩の痛みと関係があるのだろうか?南房総に分室を持つ「たなごころ治療院」の宮本さんに近々治療お願いしようと思っている。

「日毎」の再開

山の上のカフェ「日毎(ひごと)」が再開したと聞いていたので久しぶりに訪れた。

店主の礼ちゃんとは長いお付き合い。

中々営業を再開しなかったので気になっていました。

 

しかし、台風の被害に遭ってから3ヶ月の休業はスゴく長かったろうと察する。

(彼女は明るく笑っているのだが・・)

 

いつも感じるんですが、そのお店に流れている空気感は店主そのものを現しているって。

「日毎」は、真っ正直で清々しい心地良さが漂っているんです。

だから個人店って面白いんですよね!

ランチは南インド風カレープレートをいただきました。デザートのリンゴのケーキも美味しかった!

 

一人で来たら庭の見えるこのカウンター席に座りたい。

HPで開店を確認してから訪れるのが良いでしょう。

リフレッシュ

一年前は青森の酸ヶ湯温泉に行った。

今年は秋田の乳頭温泉へ。

63歳の私達にはゆっくり温泉に浸かり、リフレッシュするひと時が明日への滋養となる。

と言っても一泊二日なんですが・・

 

今年も学生時代の友、群馬の直彦、新潟の信彦が誘ってくれた東北への旅。

乗り継ぎの盛岡では、行きはじゃじゃ麺、帰りは焼き肉のランチをいただき充実した二日間を堪能しました。

乳頭温泉郷の一つ「妙の湯」豪華ではないが最高の温泉と丁寧な料理、心地良いサービスが我々を心底リラックスさせてくれた。

下駄箱でDANNERを探したら隅に昔買ったナイキのエアマグマを発見。今回の旅に履いたが劣化も無く軽く歩きやすく正解だった。
昨年末、突然やって来た二人。サザエカレーを食べ、スーッと新潟と群馬に帰って行った。これからの人生、二人のフットワークにあやかりたい!

超(老)人!

昨年の夏に庭で転んで大腿骨を骨折してしまったオフクロ。

ああ、これから介護が始まるんだなとその時覚悟を決めた。

 

それから4ヶ月、なんと今は再び自転車に乗れるまでに回復した。

やはりこの人「スーパーばあちゃん」だった!

 

一般的に90歳近い老人が大腿骨を骨折したら寝たきりになってしまうか、杖か歩行器を使わなければ歩くことが困難になるだろう。

事実、退院当初は歩行器で家の中を恐る恐る歩くのが精一杯だった。

オフクロは口には出さなかったが、自己流リハビリをやりながら密かにカムバックを狙っていたに違いない。

そのくらい昭和一桁世代は根性がハンパナイし人の云うことを聞かない!

3月に89歳になるオフクロだが最近物忘れが進んできた。だがリスクはあるが家でボーっとテレビを見ているより自転車でカフェにお茶しに来る方がイイハズ!

「Today is a good day」カレンダー

サンドカフェを開店した頃「いつかオリジナルカレンダーを作りたい」って思っていた。

 

時は流れ25周年という節目にお世話になった方々、贔屓にして頂いた方々にささやかなお礼をしたいと再びカレンダーを作ろうと思い立った。

 

写真は浅井慎平さんの弟子だった大阪の井上真一さん、デザインワークは近くにスタジオを構える永井栄子さん、印刷はいつもお世話になっているコアさんにお願いした。

 

最初から私の中にイメージがあって紙質、様式などにはこだわりたかった。

 

この時代、カレンダーなど雑誌にも付録でついているし業者さんからも頂いたりするが、カフェのオープン当初の思いを形にせねばとの願望の方が強かった。そして、それにサンドカフェが目指すメッセージを込めたかった。平凡な、普通の日々の中でToday is a good dayと感ずる事で爽やかな気分になれるということを・・

井上さんが浅井さんと旅して切り取った世界の何処かの海景(10月だけは私の写真)
金色に染まる空と砂浜。打ち寄せる波と犬の躍動感が新しい年の始まりに相応しい。何月にどんな写真を使うか考えるのはとても楽しい作業でした。
今年もToday is a good dayを感じながら暮らして行きたい。

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