小さな器

板橋の義母は週3回デイサービスに通っているが、その時間を縫って吉祥寺に行って来た。

目的は「高橋みどり器店」だ。

フードスタイリストとして定評のある高橋みどりさんが、器店を開いたらどんな器を並べるだろうという期間限定のギャラリー企画なのだが、作家21人の中には千倉の浅井純介氏や興味深い作家が何人もいたから。

断捨離に向かう還暦間近の私だが、目の保養はしていたいと思っている。

 

随分と久しぶりの吉祥寺。

いろいろ変わっていたけれど、年配層の多さや落ち着いた雰囲気は残っていた。

 

「ギャラリーfeve」に入るとテンポよく接客をされる高橋みどりさんがいた。

日常使ってみたい器はいくつも目に止まったのだが悩んだ末、小さな器を求めた。

 

小さな器だって作家のセンスが垣間見えるし、手間も大きさに関係なく掛かる訳だから面白い対象だよね。

ギャラリーfeve.26日(土)まで。近くの「サムエルワルツ」「アウトバウンド」に寄るのオススメします。
ギャラリーfeveにて。器店は26日(土)までです。近くの「サムエルワルツ」や「アウトバウンド」に寄って目の保養ツアーするのもオススメです。
花岡隆の小皿。何でも無さそうで裏は面取りが。直径6センチ程の小さな片口。村木雄児。みどりさんは醬油注ぎで使っていると言っていたがぐい呑でも良いかな。
花岡隆の小皿。何でも無さそうで裏は面取りが。直径6センチ程の小さな片口は村木雄児。みどりさんは醬油注ぎで使っていると言っていたがぐい呑でも良いかな。
千倉のオルネカフェで豆皿展があります。小さな器は集める楽しみがあるんです。
千倉の「オルネカフェ」で豆皿展があります。小さな器は集める楽しみもあるんです。是非!

黒いケビント

自室にある黒いケビント(医療棚)には長年愛用している物を乱雑気味に収納している。

 

机の上とかに細々した物をなるべく置きたくないという事もあるし、ガラス一枚隔てることで物が魅力的に見えるから。

 

見せる収納、いや眺める収納だ。

 

デイズギャラリーにもケビントを2つ置いてあるがどちらも黒。

白も悪くないが、硬質で締まった雰囲気の黒が男の部屋には合うと思うな。

少しづつ集まった嗜好品関係の物達がギュウギュウに収めてある。
自室のケビントにはポツポツ集まった嗜好品関係の物達が収めてある。もうあまり増減することもないだろう。
やってもないのに抹茶茶碗
やってもないのに抹茶茶碗が。千倉「海山窯」浅井純介作。蓋物はアスティエ・ド・ヴィラット。茶入にしようか?
茶器や酒器、文房具など
茶器や酒器など。古伊万里やデルフトも見えます。一番下の段はシガーグッズなどが。
デイズギャラリーに有る大正時代の漆塗りのケビント。美しいです。
デイズギャラリーに有るのは大正時代の漆塗りのケビント。美しいです。

イーグルス

最近、車でイーグルスを良く聴いている。

それもカントリーテイストの曲ばかり。

 

「テキーラ・サンライズ」

「Lyin’ Eyes(いつわりの瞳)」

「New Kid In Town」

「Peaceful Easy Feeling」など。

 

70年代から80年代にかけて海に向かう時にはいつも聴いていた曲ばかり。

窓を開けて潮風を感じながらカントリー・ロードを走る感覚にスゴくマッチするから。

どれもグレン・フライのヴォーカルだが、あの目を細めて唄う姿はもう見ることは出来ない・・

再結成してMTVのアンプラグドで演奏したホテルカリフォルニアやテキーラ・サンライズは最高だったな。
サンドカフェをスタートした1994年に再結成してMTVで演奏したホテルカリフォルニアやテキーラ・サンライズは最高だった。東京ドームも行ったな。
ドン・フェルダー(右)はギター・プレイも本人もクールでカッコ良かった。
ドン・フェルダー(右)は長い腕と指でのギター・プレイがカッコイイんだよね!

FREAKS

ピーター・ビアードという男を知っているだろうか?

ミック・ジャガーやジャクリーン・ケネディ(オナシス)らと親交があるというからかなりのセレブ。

彼の正体は、ニューヨークとアフリカのサバンナを行き来しながら、日記を綴るアーティストである。象やワニに襲われそうになっても、ひたすら日記を綴り続けるダイアリストなのである。

その日記は、コラージュとカリグラフィーで構成されている。自ら撮影したサバンナの野生動物達や数々の女性たちの写真を貼り付け、くせのあるカリグラフィーでプリミティブなページを創り出す。

その分厚く膨れ上がった一冊の「ダイアリー」は強烈な存在感を放つ。(作品集がある)

私は作品の独自性と共に、そんな唯一無二のオリジナルな生き方をしているピーター・ビアード自身にも惹かれるのである。

日記の1ページ。左下の写真でカメラを構えるのは若き日のビアード。
「ダイアリー」の1ページ。左下の写真でカメラを構えるのは若き日のビアード。
サバンナのキャビンで日記の構想を寝るビアード。
サバンナのキャビンでキリンの訪問を受けながら日記の構想を練るビアード。

フリークスな男でもう一人思い出すのがサーファー(ニーボーダー)のジョージ・グリノーだ。

裕福な家に生まれ、大きなヨットでサーフポイントを巡っていたグリノー。ファーストクラスに乗る時も裸足だったとか。一貫して60年代からスプーンの様な異様な形状のオリジナルボードを生み出し、それにこだわり続けているサーフィン界の奇人は信奉者も多くいわばグルである。

サーフ・ノマドのグリノーだが今はバイロンベイの山の上に安住していると聞いた。
サーフ・ノマドのグリノーだが今はバイロンベイの山の上に安住していると聞いた。

主流に乗らず、人とは違う立ち位置でひたすらマニアックにこだわり続けるこの孤高な二人の男のようには生きられないないからこそ、私の憧れは強くなる。

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