もう何十年もサーフィンをしてきたにも関わらず、海に入る前はいつも気が逸る。
普段、何事にもゆっくりアプローチしていく私とは全く違うせっかちな私がそこに居る。
西田幾多郎先生はそれを「絶対矛盾的自己同一」と説いたとか?
絶対的に矛盾した両者が自分の中に内在する。
海に着いて波をチェックするなり誰よりも早くウェットスーツに着替え、WAXを塗るのもそこそこに海に向かう私が居る。
そんな自分をもう一人の自分が「いつまでたっても小僧みたいだな!」と呆れている。
海に来ればピュアでフレッシュな自分に出会える。