日曜の夕方、閉店後片付けをしながら良くラジオを聴いている。
今はインターネットラジオがあるので、感度の悪いエリアでもクリアーに聴けるのが有り難い。
いつもの番組は、ロバート・ハリスの「ヴィンテージ・ガレージ」(J-WAVE)だ。
ゲストが自分の縁の場所に行き、今までの体験談とそれにまつわる曲を流す番組で、色々なジャンルの人生経験豊富なゲストが多く出演する、例えば最近では俳優の藤竜也さん、時代作家の山本一力さん、先週はオルケスタ・デ・ラ・ルスのヴォーカル、ノラさんだった。
皆さんのとても面白く興味深いお話を毎週拝聴させてもらっているのだが、番組のエンディングにゲストの座右の銘みたいな言葉をハリスさんが聞くコーナーがあって、ノラさんの言った言葉が・・
「人生、60まではリハーサル」だった。
キューバ音楽の至宝「コンパイ・セグンド」が言ったその言葉は、還暦間近の私にハマったのだった。
90代まで現役だったコンパイ爺さんはブエナビスタ以来大好きなミュージシャン。そして常にユーモアを忘れない粋なジジイだった。
晩年、これからやりたい事は?と聞かれ「子供が欲しいな」と言ったとか!?
うーん、60歳からが人生の本番なんて。羨ましくも、そうありたいと思った私がそこに居た。
だからラテンミュージックにハマってしまうんだろうな・・