千倉でカフェをやろうと考えていた時、まず頭に浮かんだ建物のイメージはアメリカの東海岸にあるグレーの木っ端葺きだった。
最初は茶色だった木肌が風雨にさらされ年月を経てグレーに変色した外壁に白い窓枠が特徴だ。
NYのロングアイランドのハンプトン、モントーク、そしてボストンに近い避暑地ケープコッド、ナンタケット島などに多く見られるサマーハウスなどは大体この様式。
自由の国アメリカだが、WASPの人達は同じ様式の建築群が風景を創ることを心得ているのだろう。(風景に馴染むと言うのかな・・日本の国では、様式美って今は昔)
さて私だが、建築基準法では近くに他の建物があると木の外壁は難しいとか聞き、結局グレーのサイディングで妥協となった。この徹しきれない性格が自分で歯痒い(笑)
でもいつか行ってみたいな、憧れの東海岸に。映画「おもいでの夏」の世界に・・
きれいなお姉さんジェニファー・オニール、ミッシェル・ルグランの切ない「SUMMER KNOWS」のメロディーが流れていたっけ。