このところ私の部屋のレコードプレーヤーには一枚のLPがずっと乗ったままである。
ビル・エバンスの「You Must Believe In Spring」。
今年、私の好きな方々が遠くへ旅立ってしまった。
チャーリー・ヘイデン、水丸さん、健さん・・そして叔父さん。
叔父さんは私たち夫婦の仲人であり小さな時から随分可愛がってくれた優しい人だった。
宮崎へのサーフトリップはキャンセルし、通夜から火葬まで葬儀をお手伝いした。
ビル・エバンスのこの晩年の傑作アルバムは、録音の前年に亡くなった妻エレインに捧げた曲「B マイナー ワルツ」で始まる。
悲しく美しいこのアルバムを私はいつまで聞き続けるのだろう・・・