夏にサヨナラ

一年の内で、一日の違いでガラリと街の空気が変わる日がある。

例えば、12月31日と1月1日。

あと、3月31日と4月1日。

そして、8月31日と9月1日。

そう夏にサヨナラし、人は秋の気配を模索し始める。

今年の夏はここ数年で一番忙しかった。

だとすると息子がカフェを手伝っていることは必然かも知れないと思ったりする。

今日の休日は、頑張った気持ちに滋養を与えるべくキューバンシガーを味わう。

「ボリバー・コロナス」 いつも期待を裏切らないテイスト。

聴いている音楽は、ディレッタントM氏から頂いた「D・スカルラッティ」のCD。

バッハ、ヘンデルと同時代のイタリアのバロック音楽家だ。

クラッシックはバッハを時々聞く程度だが、このスカルラッティは同じバロックでもイタリア的で重くない感じが気に入っている。

スカルラッティを聞きながら珈琲を飲み、シガーを味わう至福の時間の中で私も2014の夏にサヨナラしていた。

ジャズ映画の傑作「真夏の夜のジャズ」で朝日の中くわえタバコでバッハの無伴奏チェロを弾いているシーンは印象深いな。
ジャズ映画の傑作「真夏の夜のジャズ」で朝日の中くわえタバコでバッハの無伴奏チェロを弾いているシーンは印象深いな。

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