気に入った酒器に出会った。
黒い鉄釉と白い粉引というモノトーンの器達の中でパッと目に飛び込んできた一番小さなその酒盃。
手に取った時の程よい重さ、黒薩摩の渋い釉、私はひと目で気に入ってしまった。
これで飲んだらさぞや旨いだろうと思わされる酒器が良い酒器なのである。
千倉のギャラリー「シーレ」で常陸春秋窯の高橋春夫氏の陶芸展が開かれている。
茨城県小美玉市に窯を構える高橋氏は、以前から時々千倉に奥さん、愛犬と遊びに来ており、私のカフェにもよく寄って頂いていた。
今回、色々な縁が重なり千倉での初個展となったと聞いた。
ちなみに氏もロングボーダーである。