鎌倉へ(3)

今回の鎌倉巡りは、フェリーで久里浜に着いてから直行した葉山の「sunshine+cloud」からスタートした。

大きくなって移転した「sunshine+cloud」では営業時間を過ぎてしまったにも拘らずスタッフの皆さんが笑顔で迎えてくれた。こちらでカミさんは靴とTシャツを購入。

材木座のMIKAMIさん宅でモヒートをご馳走になってから近所の帰国子女の方がやっている無国籍居酒屋「満」へ。当日はお祭りという事で賑やかな店内で楽しく飲みながら美味しい料理をいただいた。

そして鎌倉の夜の〆は、私のたっての希望でバー「THE BANK」へ。ここへは長年来たいと思っていた。

古い石造りの銀行をバーに改装した店内は狭いながらもオーナーの研ぎ澄まされた美意識が漂う異空間。オーナーとは渡邊かをる氏、伝説のアートディレクターだ。私はこの方のセンスが大好きである。渡邊さんは「男がバーで飲む酒はジンやスコッチである」と宣う。その仰せに従いMIKAMIさんはギムレットからラフロイグに、私もマティーニからラガヴァリンと杯を重ねた。

翌朝、我々四人はMIKAMIさんのフィアット500に乗り七里ガ浜の有名店「bills」であの世界一の朝食を。ここのリコッタ・パンケーキは噂に違わず絶品だった。

その後、MIKAMI夫妻と楽しくショップをいろいろと徘徊した。話題の複合レストラン「GARDEN HOUSE」、ジャム屋さんや鎌倉山の民芸店「もやい工芸」と怪しげな「苔丸」などを案内して頂き、最後に一息入れようと由比ガ浜の「Daisy’s Cafe」に。

70年代のシンガーソングライターの曲が流れているような懐かしいアメリカンな店内はカミさんの好みにどストライク。コーヒーも美味しかったが名物のジャスミンライスは癖になる味付だった。

MIKAMIさんのフィアット500に大の大人が四人乗り、屋根と窓全開で鎌倉の狭い道をキュッキュッと走っていると、どんな高級車より注目の的であった。

MIKAMI夫妻ありがとうございました。迷惑でしょうがまた伺いますね。

鎌倉という町が近しい存在になった有意義な小旅行だった。

路地の多い鎌倉に似合う現行車でこれ以上のものは無いでしょう。この色、この可愛らしさ。もうじき黒いポルシェ356もガレージに来るらしい。エンスーです!
路地の多い鎌倉に似合う現行車でこれ以上のものは無いでしょう。この色、この可愛らしさ。もうじき黒いポルシェ356もガレージに来るらしい。エンスーです!
鎌倉の夜の最後に辿り着くのは、このザ・バンクでしょう。漆喰の壁の天使のレリーフが泥酔しないよう私を見守ってくれていた。
鎌倉の夜の最後に辿り着くのは、このザ・バンクでしょう。漆喰の壁の天使のレリーフが泥酔しないよう私を見守ってくれていた。

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