久しぶりのブログです。
実は、自室で毎晩映画を上映していました。
80インチのスクリーンにプロジェクターとDVDプレーヤー、おまけにアンプまで組んでセッティングしてくれた友人N氏。
私の書斎は六畳の和室。その狭小な空間ゆえ巻き取り式スクリーンを鴨居に乗せ、プロジェクター、アンプ、DVDプレーヤーは接続したままキャスター付ワゴンに収めた。これで観たい時はスクリーンを下ろしワゴンを部屋の後方に転がしてくればいつでも鑑賞体勢に入れる。
昨年末、真空管アンプとスピーカーを譲って頂いたM氏、そして今回のN氏と両エキスパートのお陰で私は信じられないほど安くこれらの装置を手にすることが出来た。真空管アンプに灯を入れアナログレコードに針を落とす。又、スクリーンにプロジェクターから映像を投影するという行為は共通性を持っていると感じる。
私は、プロジェクターの映像がこれ程きれいだとは思っていなかった。それに80インチの迫力が嬉しくて若い頃好きだった映画を毎日観返していた。フェリーニ「甘い生活」「8 1/2」、ヴィスコンティ「ベニスに死す」、ゴダール「気狂いピエロ」、アラン・レネ「去年マリエンバートで」、タルコフスキー「ノスタルジア」・・
しかし、若さもあったんですね。今は最後まで観るとちょっとシンドイものが多い。
タルコフスキー「ノスタルジア」、ビクトル・エリセ「ミツバチのささやき」、ダニエル・シュミット「ラ・パロマ」などは六本木WAVEにあったCINE VIVANTで出会った映画だ。帰りにキャンティでケーキを食べるのが楽しみだった。
そんなことを思い出しながら夜更けまでレイトショーは続く・・