今は遠ざかってしまったが、一時ツイッターをしていた時があった。ツイッターが何となく自分の世界じゃないなと感じてはいたが、覗きついでにいろんな方のつぶやきを垣間見ていた。
その中で「アインシュタインの言葉」をつぶやいていた人がいてちょっと印象に残っていた。私の抱いていたアインシュタインのイメージとは違ってヒューマンなその言葉に親近感を持った。
「わたしは日常生活ではひとりぼっちですが、真・善・美のために努力している人々のひとりであるという意識のおかげで孤立感を持たずにすんでいます」
「結婚に際して、女性は男性が変わることを期待していますが、男性は女性が変わらないことを期待しています。両者が失望するのは当然です」
「現代人のモラルが恐ろしく荒廃している原因は、生活が機械化して人間性を失っているからだと思います。それは科学技術の悲惨な副産物です」
「日本はすばらしかったです。人々は絵のように美しい国に暮らしています。上品なマナー、芸術的感性、誠実さ、良識。どれをとっても最高でした」(1922年の来日の際)耳が痛い!
20世紀の知の巨人は、真っ当でユーモアがあり誠実な人のようだ。
私は夜、ひとり酒を飲みながら時々この本のページををめくるのである。