年々時の流れが加速度を増していくと実感してばかり。
今年も私の黄昏ブログにお付き合い頂きありがとうございます。
- サンドカフェ 12/31~1/1 休業 1/2から営業
- デイズギャラリー 12/31~1/2 休業 1/3から営業
- 散歩カフェ(潮風王国) 無休で営業(12/31はPM3時終了・1/1はAM10時~PM4時まで)
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
来年もよろしくお願いします。
年々時の流れが加速度を増していくと実感してばかり。
今年も私の黄昏ブログにお付き合い頂きありがとうございます。
今年も大変お世話になり、ありがとうございました。
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クリスマスにはクリスマスビールを飲む。
サンフランシスコの地ビールメーカー「アンカー社」がクリスマスに向けて出すスペシャルエールがある。毎年味付けとラベルデザインが変わるこのビールには、ハーブやスパイスがミックスされており香ばしくダークな味わい。この時期の楽しみだし気軽なプレゼントにもなる。
クリスマスにはクリスマスケーキを食べる。
近所のお婆ちゃんに付き合って(息子さんの店のケーキ)毎年頼む義理ケーキ(笑)。量産品だが、これはこれで懐かしい味がする。もうひとつはやはり近所の「オルネカフェ」に予約するシュトーレン。少しづつ大切に食べたいほど家族中がファンになっている。
クリスマスにはクリスマスソングを聴く。
ビング・クロスビーやナットキング・コールは家で、モータウンの往年のソウルシンガー達のクリスマスソングは車でよくかける。ジャクソンファイブの「I saw mammy kisshing santa claus」とか結構好きです。
そんな地味で平凡なクリスマスでいいんじゃないかな、と思う。
都会に住む皆さん、南房総に週末住宅を持つってどうですか?
例えば金曜日に仕事を終え、自宅に帰り車に荷物を積み家を出る。夜7時に出発すれば9時にはウィークエンドハウスに到着。(アクアラインと館山自動車道が整備されたお陰で都心からだと1時間半から2時間で南房総に来れるようになった)月曜日の早朝に帰れば都会4泊、週末住宅3泊のスケジュールが可能だ。
別荘というと贅沢な感じがするが週末住宅は小さくて簡素で良い。トレーラーハウスのようなものでも周りに広いデッキを張れば素敵だ。(潜在的ポテンシャルを秘めた南房総の地価は想像以上に安い)
安い中古住宅をコツコツ時間をかけて自分たちの好みに改修するのも楽しい。菜園や庭の植栽も思いのままだ。何より好きなアウトドアスポーツを混雑とは無縁のフィールドで満喫出来る。釣り、ゴルフ、波乗り、ヨット、ダイビング、自転車など。
土いじりや自然と接するスポーツなどの一次体験は免疫力を上げ生きるエネルギーを充電してくれるし、南房総のゆったりとした時間の流れが現代社会のストレスから遠ざけてくれる。
もちろん地元の人たちや地域の文化やコミュニティーを尊重するのはグローバルなマナー。
もし、貴方が南房総に週末住宅を持てたら当分の間は友人達には秘密にしておこう。こんないい場所うかつに喋れないから・・
知り合いの方から勧められていたウッディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」だったが上映中には行けず、最近DVDでようやく観れた。
主人公は、パリ観光中に夢にまで見た1920年代のパリに迷い込む。そこでヘミングウェイ、ピカソ、マチス、フィツジェラルド、マン・レイ、ダリ、ルイス・ブニュエルらパリに集まっていた憧れの芸術家たちと関わることになる。
しかし過去にタイムスリップしてヘミングウェイやピカソと会えるなんて、まさに「大人のお伽噺」のようだ。
ウッディ・アレンのこの種の映画はどれもよく出来た佳作が多い。「カイロの紫のバラ」もそうだし「ボギー!俺も男だ」も楽しかった。
ウッディ・アレンはファンタジーを上質に料理する達人だ。
誰もいない海での波乗りは、時として快感、時として心細さ。
嵐のような低気圧が去った後の先週の休日、北風を感じ向かった先は私の好きな「The Cape」という内湾のサーフポイントだった。
沖には一人のサーファーが漂っているのみ。
意外だった。ロングライディング波が次々やってきているのに。
しかも私と入れ替えにそのサーファーは上がってしまった。
岸からずっと遠いこのポイントで一人では寂しいというか不安だった。以前、やはり寒い時期だったがパドルアウトしている時に目の前が真っ白になったことがあった。その時から一人で海に入るのが怖くなってしまった。
それから一時間半もの間、沖で私は「早く誰か入って来てくれないか」とずっと念じていた(笑)
木枯らしが吹いて古いストーブに火を入れる季節になった。
暖かくなった部屋でブランデーのお湯割り片手に聴きたくなるアルバムがビル・エバンスの「From Left to Right」
私にこのアルバムを教えてくれたのは、年配のとてもお洒落な女性だった。
千倉に別荘を持っていたその方は週末必ずカウンターにやって来た。都会の空気を身にまとい。
そして、いつも私の知らない美味しい物や銀座、京都などの話を聞かせてくれた。話ばかりでなく彼女のプジョーの自転車のカゴには美味しい御土産がいつも積まれていた。
時々別荘にも招待していただき、手作りのご馳走で持て成してくれることもしばしば。メイプルの家具で統一したインテリアもとても素敵だった。
そんなとても楽しい時間を私に運んでくれた人だったが色々な事情で千倉を引き払うことになってしまった。最後に大切な置き土産を残して・・
それはサンドカフェのデザートでも特にファンが多い「ショコラ(フォンダン)」の彼女のオリジナルレシピだった。
バージンロードを歩いた。長女と初めて腕を組み。
雨の土曜日の結婚式。私たちの時も大雨だったことが甦る。
挙式から披露宴へと続く中、長女たちがこつこつ時間をかけて準備していたこの日への思いが随所に感じられ、二人から幸福感に満ちた時間を逆にプレゼントされたようで私はずっと幸せな気分に浸っていた。
今まで父親としてあまり娘に手をかけてあげられなかった私に感謝の言葉を送ってくれ感激。その分はこれから少しづつ挽回していきたいと思う。
一番反抗期がきつかった長女は保育士の仕事をしながらいつの間にか大人になっていた。そして優しく男らしい伴侶を得ていた。
私が三人の娘たちに願うことはひとつ「幸せな結婚をして欲しい」只、それだけ。一人目は無事そのドアを開けた。
深く心に刻まれた一日。皆さんありがとうございました。
村上龍氏がプロデュースするキューバ音楽のコンサート(品川プリンスのステラボール)に行きたいと思ってから4~5年経っていた。思ったらすぐ行動と、やっと最近思えるようになった。
龍氏は舞台挨拶で「キューバ音楽に魅せられライブを始めてもう20年。周囲の人からは情熱ですよね!と言われるが実は成り行きでやってるんです」言っていた。面白い。
「カンブリア宮殿に出たカリスマ経営者の方たちもかなり成り行きなんです」と。私も成り行きとは導かれる事だと思っている。もちろん全てがそうではないが、導かれる事に色々な要素が加わり成果を残すのだと感じる。導かれることも才能だろう。
このキューバンナイトにはキューバ最高峰のミュージシャンが勢ぞろいする。二人のディーバ、タニアとハイラ。歌もボディーもグラマラスな女神たち。バックも7人編成で、ピアノ、ベース、ドラム、コンガ、そして3人のホーンの圧倒的アンサンブル。
最高に興奮したラテンの熱い夜だった。本当に素晴らしいライブに導かれて良かった。来年は是非皆さんも参加しませんか!
どうしても聴きたかったライブがあり東京に行って来た。チョット早めに着いたので、まずはライブの下地作り(笑)と、気に入りのバーに向かった。
溜池山王にあるバー「SWANKY」は午後4時半からやっている。9階にあるので眺めが良い。カクテルも美味しい。シガーもある。いい事尽くめだ。
まずは腹ごしらえとカツサンドをオーダーした。ここのカツサンドは本当に旨い。それに合わせるのは「ブラックベルベット」。ギネスとシャンパンのカクテルだ。かの司馬遼太郎氏はこのカクテルをアイルランドの霧の味わいと言ったらしい。
暮れてゆく空の下にはハイウェイ、そしてテールランプの群れ。
私はそれを見下ろしながら「サイドカー」を飲んでいる。当然シガーも。
店には私一人だけ。時間から開放されたような最高のひと時だった。
私の部屋に新たに加わったオーディオ、ユニゾン・リサーチの真空管アンプ(Italy)とダイナコのスピーカー(Denmark)。
憧れはあったが、今まで真空管アンプなどのオーディオ機器には自分からはあえて接近しなかった。TELEFUNKENの真空管ラジオにi podから音を飛ばし楽しんでいた。それはそれで良しと自分では納得していた。
ある日一人の紳士が現れ、私が入り口付近で遊んでいた領域に専門的知識を投げかけてくれるようになった。ごく自然に。それはクラッシック音楽やJAZZでありカメラでありオーディオであった。
それらは、男の趣味性の強いジャンルと言える。
その紳士のご好意で、今回私好みのアンプとスピーカーを譲って頂くことになった。真空管アンプへの憧憬が現実に・・
久々にプレーヤーをつなぎレコードを引っ張り出して聴いてみる。かつて自分の部屋では聴いたことの無い音質に感動する。うまくいえないが音に奥行きがあるというか、立体的に聞こえてくる。
いつもCDやMP3で愛聴している音がより体に染み込む感じだ。楽しんでいる自分をもう一人の自分が俯瞰して楽しむ事を「自娯」と言う。
ひとつの出会いから憧れが現実に変わる事を実感している。いや、他力本願な私はいつかこんな状況がやって来やしないかと心のどこかで気長に待っていたのかも知れない。
洋間を子供部屋として明け渡し、私の居場所が和室になってから随分と経つ。
和洋折衷派ゆえ六畳という狭い空間に、少しづつ揃えた気に入りの机、椅子、ソファ、和箪笥、医療棚などが置いてあるが、窮屈さをあまり感じないのは庭に面しているからだろう。
襖と障子の一部に古い建具の板戸や格子戸を使い古民家的雰囲気を出している。これが以外にイームズやコルビュジェの椅子とミスマッチする。また少し暗い感じになるがその方が私好みだ。若い頃と違って部屋の隅々まで太陽光線で満たしたくは無い。
歳をとったせいなのか、段々と陰影礼賛者になって行く私だ。
二日目、伊良湖からフェリーで鳥羽に渡った。
私には是非行ってみたい二箇所の聖地があった。
伊勢神宮と出雲大社。あまりにも有名なこの聖地の一つ、伊勢神宮に今回念願叶って参ることが出来た。
雨の伊勢神宮の長い参道を歩いていくと、「自分が浄化されていく感覚」と併せて「静かな興奮」も覚えていた。
「内宮」に近づくほど森が深くなっていく。屋久島には千年杉があるが、ここの木々もかなりスゴイ。
よく神頼みというが、不況に成る程、社会情勢が不安定になれば成る程、こういったパワースポットには訪れる人が増えるのだろう。
私は手を合わせ、いつものように只「ありがとうございます」とだけ唱えた。
翌朝、小雨まじりの天候に我々はこのまま帰路に着こうと車を走らせていたら急に風が変わりオフショアの国府の浜で波乗り出来たのは「お伊勢参り」のお陰さんだったのか?
二つの台風がウロウロしていた先週、2泊3日のショートトリップに出かけた。
目指したのは伊良湖~伊勢方面。初日は快晴だった。
東京の佐藤さん夫妻の大きなワンボックスにロングボードを4枚積み新東名で一路愛知県へ。我々4人合わせて220歳。もはやサーフィンは若者だけのものでは無くなった(笑)
遠州灘は強い東風と台風のうねりで行けども行けどもクローズ。真っすぐ長い海岸線にはこの風をかわすポイントは見当たらない。
だが予約してあるホテルは伊良湖岬の先端にあり、そこから伊勢湾側に入った海岸は東風がオフショアになるはずだと我々は岬を目指した。
岬を回り込みフェリー乗り場のパーキングに着くとサーファーの車が何台も止まっていた。
そこにはオフショアの風にシェイプされ岬に沿ってきれいにブレイクしている波があった。
年長の紳士からバッハのCDを数枚頂いた。
すべてROSALYN TURECK(ロザリン・テュレック)というアメリカの女性ピアニストの物だった。
私はどんなジャンルの音楽を聴く時にも「自分の体に染み込んでくるかどうか」が決め手となる。
R・テュレックの演奏するバッハは、ゆったりと温かく、そっと包み込まれるような優しさが漂っていた。
女性特有の慈愛というのだろうか? 彼女のピアノは何とも自然に私の中に染みて来た。
後で聞いたことだが、名盤「ゴールドベルグ変奏曲」をG・グールドが弾くときR・テュレックをリスペクトしていたという。
私にテュレックを教えてくれたその方は、彼女に恋したと言うほどにロマンチックなディレッタントだった。
私が気に入っているmello tone(USA)のトイピアノはDAYS GALLERYに置いてある。
知らぬ間に日没が早まり、中秋から晩秋に向かっていると知るこの頃である。
カフェの閉店時間になり消灯すれば、静かに湾を進む客船のナイトクルーズの如きシルエットが。
まあ私はゆったりと船旅なんて柄じゃないが・・・
今日、亡き親父の49日の法要も無事終わった。
今年の秋は、遠出の旅は控えて、どこかのパワースポットを訪れながらの小旅行に行こうかな?
その時も、やっぱりロングボードは積んで行くでしょう!