あれから10年の歳月が流れた。全世界で400万枚をセールスした「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」。その記念碑的ライブ、映画にもなったカーネギーホールでの2枚組ライブアルバムが最近リリースされた。(なぜ今頃なのかな?)
宝石のような歌姫オマーラが歌う「キサス・キサス・キサス」やライ・クーダーのスチールギターがイケル「誇りを持って」、そしてコンパイ、イブラハム、ルベーンらの何とも味のある曲が再び私を憧れのオールドハバナへ誘ってくれる。
毎晩このアルバムを聞いていると、タイムカプセルに封じ込められていたホンモノの音楽の原石を発掘したルーツハンター、ライ・クーダーの功績をあらためて実感する。