今が盛り

梅雨はカフェの周りの植物が一斉に花を咲かせる季節。

朝、コーヒーを味見しながら気に入りの席で、満開の花々を眺めるのが好きだ。

夾竹桃、海紅豆、ノウゼンカズラ、セージ、etc。この季節に花をつける植物はどれも生命力逞しい。
夾竹桃、海紅豆、ノウゼンカズラ、セージ、etc。この季節に花をつける植物はどれも生命力逞しい。

もうすぐの夏

梅雨の合間に時折見せる初夏らしい渚。

ビーチに置くのでは?と心配したテトラポットは姿を消した。どうやら岩場近くの護岸工事の所に行ったらしい。環境と安全のバランスはどうやら安全の方に傾いてきている。

千倉の夏は南風が吹くので自宅ではエアコンはつけたことが無い。
千倉の夏は南風が吹くので自宅ではエアコンはつけたことが無い。

アライア デビュー

長さ6フィート前後、幅は50cm弱の桐の木に亜麻仁油を塗っただけの波乗り用の板。この板にはサーフボードの大事な機能であるフィンは付いていない。

ホノルルのビショップミュージアムという海洋博物館に展示してあるサーフィン創成期の木の板「アライア」にインスピレーションを受けたトム・ウェグナーというボードビルダーが、彼のエッセンスを加え復活させた波乗り板。その魅力は瞬く間に世界に広まっていった。ついこの間のことである。

普段9フィートオーバーのロングボードに乗りなれている私は、この短くて薄いただの木の板に悪戦苦闘した。沖で波待ちしている時も肩ぐらいまで沈んでしまうし、パドルもフラついてままならない。

しかし、なぜか楽しい。板で波に乗り、遊ぶという単純な行為。それがサーフィンの本質のはずなのに、普段の私の波乗りはいろいろな邪念が入り込んでいたらしい。

とにかく、このアライアはシンプルの極み。そこに惹かれる。

広島は桐の箪笥の産地。その広島で削られたアライア。女子プロ・ロングボーダー最年少のイチゴちゃんこと割鞘ジュリちゃんが貸してくれた。
広島は桐の箪笥の産地。その広島で削られたアライア。女子プロ・ロングボーダー最年少のイチゴちゃんこと割鞘ジュリちゃんが貸してくれた。

Chill Out

蒸し暑い季節到来。すると、聞く音楽も自然にチルアウトしてくれるモノにシフトする。

強い日差しにハワイアンミュージックは欠かせない。30年前から聞いているのが、カントリーコンフォートの「We are the children」というアルバム。なんといっても一曲目の「Sunlight, Moonlight」は、ゆるーい名曲。

それと絶対はずせないのが、テレサ・ブライトの「Self Portrait」。フラヘブンに誘ってくれる。

Country Comfortというグループはメンバーがみんなオーバードープで昇天しまったという噂があった。本当かどうか定かでないが、曲はいたってメローだ。
Country Comfortというグループはメンバーがみんなオーバードープで昇天しまったという噂があった。本当かどうか定かでないが、曲はいたってメローだ。

目に見えないもの

カミサンのお父さんの十三回忌の法要が東京の実家であった。仏教は死後の世界を大切にすると思う。初七日、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌、お盆やお彼岸もある。

若い時には漠然ととらえていた冥福や供養という言葉の意味が50歳を過ぎて、自然に受け止められるようになってきた。そこにあるのは、いろいろな事への「感謝」かなと思う。

その日、墓参りをした後に妙に清々しい気持ちになれた。

目に見えないものを大事にしていきたいと近頃良く思う。

i padの画面に用意されていたロータスの花。持ち歩くのにケースは必需品。 法事の次の日に会った友人が、ロータスの花のTシャツを着て来てびっくりした。
i padの画面に用意されていたロータスの花。持ち歩くのにケースは必需品。
法事の次の日に会った友人が、ロータスの花のTシャツを着て来てびっくりした。

Mac Bros

i Mac、i phoneと来て、先日届いたi padと、いつの間にかマックブラザーが。
さあ、i pad。どうやって使っていこうかな?

物としての「本」が好きなのだが、電子書籍の時代が駆け足で迫って来ている。
物としての「本」が好きなのだが、電子書籍の時代が駆け足で迫って来ている。

ONE NIGHT☆CUBA

ONE NIGHT☆CUBAのチラシが出来ました。鳩山さんも来ちゃいそうなコピーです。

日時:7月25日(日)PM6時開場
場所:Sand CAFE
料金:3000円(ONE DRINK FREE)+おつまみ少々
演奏:KEIKO LATIN JAZZ TRIO
※人数に限りがありますので、予約(TEL可)をお願いします。

帽子職人になる前は、コピーライターだったciceroさん。今はロングボードに夢中。
帽子職人になる前は、コピーライターだったciceroさん。今はロングボードに夢中。

キューバ気分の夕べ

相変わらず政情不安定なこの国。やはりこの辺でラテンの空気を注入しなければ。と、7月25日(日)に友人の帽子作家ciceroさんとの共催でイベントを開催します。

テーマは「One Night Cuba」。ライブ、葉巻、ラム、そしてパナマ帽とキューバ気分いっぱいの夕べになる予定です。詳しくは後日アップします。

私も、パナマ帽を用意して、ダンスに備えようと思います。
私も、パナマ帽を用意して、ダンスに備えようと思います。

バーキン

ワインレッドのダイムラー・ダブルシックスを乗りつけ、オレンジ色のバーキンをカウンターにドンッと置いたその婦人はエスプレッソのダブルを注文し、シガーに火を点けた。

テーブル席の愚図っている子供の親に鋭い視線を送ると、表情ひとつ変えず煙を吐いた。時々来るこの婦人はいったい誰なのか?前にお孫さんらしき女の子と来たことがあるので、きっと千倉に別荘でもある人なのだろう。

女性を形容するのにあまりカッコイイという言葉は使わないが、その時は内心カッコイイと感じていた。

古いスクラップブックで若き日のジェーン・バーキンを発見。トレンチコートなどマニッシュなアイテムを着させたら右に出る人はいない。またエルメスのバッグをこの人ほどトートバッグのように、ラフに使っている人を私は知らない。
古いスクラップブックで若き日のジェーン・バーキンを発見。トレンチコートなどマニッシュなアイテムを着させたら右に出る人はいない。またエルメスのバッグをこの人ほどトートバッグのように、ラフに使っている人を私は知らない。

キースとチャーリー

キース・ジャレットとチャーリー・へイデン、ジャズ界の巨匠が邂逅し美しい傑作をリリースした。

1曲目のワンフレーズを聞いた瞬間からウットリしてしまった。それから毎夜聞くのが楽しみになった。疲れた夜には尚のこと、美しいメロディーが体に染み渡っていく。やはりイイモノはイイ。

「いきなり来て人のハートを奪ってしまった麗しの人」と言ってしまっても過言でない位、私の愛聴版のトップになってしまった「ジャスミン」を是非!

KEITH JARRETT/CHARLIE HADEN「JASMINE」 癒されてください……
KEITH JARRETT/CHARLIE HADEN「JASMINE」 癒されてください……

NO MORE

朝、素晴らしく晴れた青空の下、自転車で遊歩道を気持ちよく店に向かっていたら突然テトラポッドの大群を発見した。先日、海の方から聞こえた重機の音はこれだったのか。

「まさかこれをビーチに置きはしないだろう」と、現場に誰も居なかったので近くのホテルオーナーに「何か聞いてます?」と訪ねたら「作業員の人に聞いたら、とりあえず置き場所にしてる、と言っていた」との事。

近くに設置するための置き場所でなければいいのだが。こういった工事は、県や国の事業ため市町村や住民に事前に知らされないケースが多い。心配な事この上無い。

諸外国のビーチリゾートでは、海岸の浸食防止などには自然石を用いる。当然、美観に配慮しての事だが。 千倉は今から20年数年前、沖合いに投石をする計画があった。当初はテトラポッドを設置する計画だった。しかも水面から上になるように。それを浅井慎平さんや千倉サーフィンクラブの意見を当時の町長が理解してくれて干潮時に水面から出ないように自然石を投石するように計画変更した経緯がある。近隣にもテトラが設置されて台無しになってしまったビーチが沢山あるではないか。取り越し苦労でなければいいのだが。
諸外国のビーチリゾートでは、海岸の浸食防止などには自然石を用いる。当然、美観に配慮しての事だが。
千倉は今から20年数年前、沖合いに投石をする計画があった。当初はテトラポッドを設置する計画だった。しかも水面から上になるように。それを浅井慎平さんや千倉サーフィンクラブの意見を当時の町長が理解してくれて干潮時に水面から出ないように自然石を投石するように計画変更した経緯がある。近隣にもテトラが設置されて台無しになってしまったビーチが沢山あるではないか。取り越し苦労でなければいいのだが。

Show window

ウィンドゥショッピングという言葉がある。旅先でも商店街とかで素敵なショーウィンドに出会うと、しばし見とれてしまうことがよくある。

若いときから、いい界隈やいいストリートがある町に憧れていた。私の住む町、千倉もそうなったらいいなとずっと想っている。いい界隈やストリートとは、小さいけれど個性的な店が集まっていることだ。

私がカフェや海雑貨、アンティークの店を開いたモチベーションはそこにある。内容的にはまだまだだが。

少しずつでいい。この海辺の小さな町に自然発生的に生まれたショップやギャラリーが点在していって、旅人がそこを巡れるようになることを夢見ている。

実際、少しずつだがカフェやギャラリーが増えてきている。もっといろいろなジャンルのショップができたら面白いなと思う。(DAYS GALLERYにて) ショーウインドゥの世界もすごいクリエイターがニューヨークにいて、バーニーズニューヨークのアートディレクター『サイモン・ドゥーナン』はショーウィンドゥでバーニーズを一躍有名にした人物だ。ゲイの中にはすごいセンスと美意識の塊のような人がいる。
実際、少しずつだがカフェやギャラリーが増えてきている。もっといろいろなジャンルのショップができたら面白いなと思う。(DAYS GALLERYにて)
ショーウインドゥの世界もすごいクリエイターがニューヨークにいて、バーニーズニューヨークのアートディレクター『サイモン・ドゥーナン』はショーウィンドゥでバーニーズを一躍有名にした人物だ。ゲイの中にはすごいセンスと美意識の塊のような人がいる。

散歩自転車

1年ほど前から天気の良い日は時々自転車で店に通っている。デイパックを背負い、細い路地を抜け、海岸沿いの遊歩道を走って店に着く。短い距離だが爽快な気分になれる。

街中も海岸道も散歩するように乗れて、50過ぎのオヤジが浮かない自転車。イタリアンロードレーサーやアメリカンクロスバイクではなく、ヒップなピストでもなく。

散歩自転車として私が選んだのは90年代半ばに生産されたアレックス・モールトンだった。

前の持ち主は、イギリスで買ったがあまり走っていなかったとのことだった。年代にしてはかなりグッドコンディッションだ。劣化していたタイヤを交換し、サドルをブルックスにした以外はさわっていない。
前の持ち主は、イギリスで買ったがあまり走っていなかったとのことだった。年代にしてはかなりグッドコンディッションだ。劣化していたタイヤを交換し、サドルをブルックスにした以外はさわっていない。

My Favorite Shoes

千倉のようなところに暮らしていると、ちょっとしたパーティーなどでもドレスダウンしたスタイルで済んでしまう。というかそのほうが相応しい気がする。そんな時いつも登場する靴がホワイトバックス。これはLLビーンのWalkover社製。白いバックスキンが海辺に合う。ホワイトバックスはオールデンなどの良質なものよりwalkoverのカジュアルさが私は好きだ。

もう一足のお気に入りはリーガルのサドルシューズだ。グレーとブラックのコンビのこの靴はかつてのアイビーブームの時代からあるものだが今また新鮮な印象を受ける。ウチのカミサンが高校生のとき、これと同じ靴を履いていたことを最近知った。そうVANとREGALの黄金時代。

ボトムスはジーンズ(ブルーorホワイト)かチノで決まり。で、上着はブレザーやジャケット(コットンorシアサッカー)にスカーフかボウタイが私の好きなパーティースタイル。これは何十年も変わっていない。

最近話題のストリートファッションのブログ、THE SARTORIALISTは世界のオシャレな親父達が見れて楽しいね。特に日本人のダンディー代表の赤嶺幸生氏は外人の中にいても伊達男ぶりが際立っている。くわえタバコがさまになる男って最近なかなかいないよね。
最近話題のストリートファッションのブログ、THE SARTORIALISTは世界のオシャレな親父達が見れて楽しいね。特に日本人のダンディー代表の赤嶺幸生氏は外人の中にいても伊達男ぶりが際立っている。くわえタバコがさまになる男って最近なかなかいないよね。

コルビュジェのスツール

コートダジュールにある約4坪の休暇小屋で、ミニマムな暮らしを実践していたコルビュジェ。20世紀の偉大な建築家が狭小な小屋でクリエイティブに過ごしていたというところにある種の憧憬を抱く。その舞台となった小屋には、多目的に使える最低限の家具といろいろな工夫が凝らしてある。

以前からコルビュジェが小屋で使っていたスツールと同じ物を作って見たいと思っていた。それは移動しやすいように全ての面に持ち手の穴が開けてあり、高い所の物を取るときには踏み台になり女性でもかなり高い所に手が届く。キッチンの隅にでも置いておけば、椅子代わりや踏み台にサッと移動して使えて便利だ。

5月4日と5日の2日間、「オルネカフェ」で5周年を記念してアニバーサリー・マーケットが開催される。地元作家のガラスや陶器、ハンドクラフトのバッグやアクセサリー、雑貨などの他に農産物なども販売される。「デイズギャラリー」も古道具と、このスツールを出品する。

かなりしっかりとした作りになっていて一生もの。色は部屋に馴染むようアンティーク風塗装にした。昨日、塗装をカフェのデッキで乾燥させていたら、古くからの女性のお客様が「ちょうどこんなしっかりした踏み台を捜していたのよ!」と1つ売れてしまった。なんでも半年前に自宅の踏み台から落ちて、腰を圧迫骨折してしまったのだという。すごいタイミングだった。で、あと3つです。
かなりしっかりとした作りになっていて一生もの。色は部屋に馴染むようアンティーク風塗装にした。昨日、塗装をカフェのデッキで乾燥させていたら、古くからの女性のお客様が「ちょうどこんなしっかりした踏み台を捜していたのよ!」と1つ売れてしまった。なんでも半年前に自宅の踏み台から落ちて、腰を圧迫骨折してしまったのだという。すごいタイミングだった。で、あと3つです。

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