君の友だち

冷たい雨の降る中、古い友達に会いに武道館に行ってきた。キャロル・キングとジェイムス・テイラーに会うために。

二人揃ったコンサートを聞けるなんて夢だと思っていた。40年前、まだ中学生だった私は同級生の家で初めて聞いたキャロル・キングの「タペストリー」をいまだに愛聴しているし、ジェイムス・テイラーもサンドカフェの開店以来毎朝欠かさず聞いている。そんな二人が目の前に居るだけで、買い込んだビールの勢いも手伝いウルウルしてしまった。選曲も70年代の古い名曲ばかりだ。

多分、この日来ていた客層の大半を占める40代後半から60代のファンも感慨深い日になったに違いない。

キャロルは「So Far Away」から始まり、アルバム「タペストリー」の曲を次々とあの頃と変わらないグッとくる声で歌い上げてくれた。
キャロルは「So Far Away」から始まり、アルバム「タペストリー」の曲を次々とあの頃と変わらないグッとくる声で歌い上げてくれた。

終盤二人で歌った大好きな曲「君の友だち」はこころに染み渡った。

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