今回のNZトリップはカミさんとの結婚25周年だったこともあり、大変思い出深い旅となった。
NZのおおらかな自然と人たちによって心底リラックスできたことは何よりだった。
お世話になった、しーまるファミリーに感謝します。
今回のNZトリップはカミさんとの結婚25周年だったこともあり、大変思い出深い旅となった。
NZのおおらかな自然と人たちによって心底リラックスできたことは何よりだった。
お世話になった、しーまるファミリーに感謝します。
エコ・リトリートというフレーズに誘われ予約したラグランの宿「Solscape」は、湾を見下ろす高台の上にあった。緑豊かな広い敷地にはバックパッカーのためのキャンプサイト、ティピー、貨車をロッジとして再利用した物、一棟ずつが違うコンセプトで建てられた省エネのコテージなどが適度な間隔で配置されていた。
若いバックパッカーも家族連れのキャンパーも長期滞在のサーファーも我々のような外国人の旅行者もこのヴィレッジの住人のように過ごせる自由な雰囲気と次第に浄化されていくような空気感が漂っている。
またボランティアとしてここの農場やコテージの建築を手伝いながら滞在できるシステムもあり長くラグランでサーフィンするのにはよさそうだ。
Solscape;simplistic to luxurious eco accommodation. Space for raising awareness, rest and rejuvenation.
ラグランには3ヶ所のサーフブレイクがある。マニュベイとホエールベイそしてインジケーターで、全てレフトのマシンブレイク。
一般的に知られているラグランのブレイクというのは写真のマニュベイのことだろう。初日は曇天でオンショア気味だったが、たまに来るセットは頭オーバー、二日目は快晴でセットは肩~頭くらいだった。その位のサイズだとあまり掘れないのでロング向きであった。よく雑誌で見るロングウォールが湾の奥まで延々続く波というのは多分ダブルオーバー以上からではないかと思う。
とにかくきれいに割れる波だが、テイクオフの場所が奥の方に限られる為なかなかチャンスが回って来ない。私はやや手前にポジションを置きミドルサイズの波に絞っていたが、一本乗ると距離が長いため帰ってくるのがしんどい。カミさんは波を待つ位置が定まらず苦戦していた。
ここではボーイズと女子のショートボードのレベルが高く驚いた。後で聞いたことだが、近くにサーフアカデミーがあり、どうやらそこの生徒らしい。
来る前はもっとワイルドな場所にあるポイントかと思っていたが、きちんと駐車場やシャワーが整備されており快適なところであった。
Pihaから3時間余りでラグランの町に到着した。メインロードの正面にはハーバービューホテルがあり、その両側にカフェ、サーフショップ、ギャラリー、マーケット、ハーブの店などが並ぶカワイイ町だ。通りにずらっと駐車もできる。
ここにも偶然ブラックサンドという名のカフェがあり、そこでランチタイム。NZのカフェはエスプレッソコーヒーが主流でクリーミーなミルクを合わせた「フラットホワイト」をいつも飲んでいた。日本ではフラットホワイトというのはあまり聞いたことが無いがラテとカプチーノの中間の感じと言ったら良いだろう。
少し歩くときれいなラグーンに出た。皆シーカヤックや釣りをして楽しんでいた。NZは本当にゆっくりした時が流れストレスレスな所だと思う。
Sand CAFEとDeckShoesは大晦日はお休みしますが元旦から営業致します。
12月31日(金)お休み
1月 1日(土)~3日(月)10:00~17:00
1月 4日(火)定休日
ライオンロック、黒い砂、遠浅でパワフルな波、人懐こいロッジのおばさんやサーフショップ夫妻、そしてNZギャルのサプライズ。そんなPihaでの2泊をのんびり味わった。
これから250キロ離れたラグランという町に行く。
Pihaのあちこちで見かけた鮮やかな赤い花の咲く花木。白い実のようなのはツボミ。
12月になると赤い花が咲き、もうすぐクリスマスが来るというのがわかるのでNZのクリスマスツリーと呼ばれるらしい。ポフツカワ(pofutukawa)という名前の木です。
NZは、この時期の日没が午後9時ごろなので何か得した気分になってしまう。
海から上がって、デッキに座りシガーでくつろいでいるとカミさんがチャッチャッと夕飯を作ってくれていた。手際の良い人です。NZ産のソーヴィニヨンブラン(マールボロ)で遅い日没に乾杯。
Pihaの宿はネットで探した「Black Sands Lodge」という名のカワイイaccommo。確かにここのビーチの砂は黒かった。
小さな町なのでカフェが1軒、ストアーが1軒、ギャラリーが1軒、サーフショップが2軒と郵便局しかない。そんなことを想定して私たちは日本とオークランドから食料やワインを持参していた。
Pihaはオークランド市内から1時間以内で行けるニュージーランドのメインサーフブレイクのひとつである。ライオンロックと呼ばれる大きな岩の両側がサーフポイント。遠浅で波はコンスタントにある。
私たちが着いた日は日曜日と言うこともありオールニュージーランドのU16の大会が開催されていた。予約していた宿は海まで歩いて2分の緑に囲まれた可愛いロッジ。ここで2泊した。
チェックインを済ますとさっそくPiha Surfというサーフショップでレンタルボードを借りてNZ初サーフとなった。カミさんの板はロッジのオーナーのおばさんが貸してくれたが、これがなかなか良い板だった。
メインポイントは大会をやっていたのでライオンロックの反対側のビーチで入った。水は予想どおり冷たく3ミリのフルスーツでちょうど良い。アウトサイドの波はかなり沖で割れておりサイズもあるので、少し手前でミドルサイズの波を乗った。遠浅でオンショア気味のため波にパワーがある。
カミさんと少し離れてサーフしていたらビキニの女の子が2人私に手を振りながら近ずいてきた。「ハーイマイネームイズ……」とか言って握手を求めてきた。2人とも結構カワイイ。片言の英語で少し会話をしたがNZの女の子はとてもフレンドリーだ。日本ではこんな事あり得ないし夢を見ているような出来事だった。
12月4日の午後オークランド空港に到着。空港では、しーまる氏の奥さんのぶこさんがカワイイ笑顔で出迎えてくれた。
お宅のあるノースショアまで車で向かう途中、アンティークショップが集まっているエリアがあった。買い付けたい家具もいくつかあったが今回は我慢して小物をいろいろ購入した。NZのアンティーク屋さんにはヨーロッパ、特にイギリスやフランスの物が良心的な値段で置いてあり穴場である。
しーまる邸は、空港から40分くらいの郊外の閑静な住宅地にあった。広いバックヤードにはレモンやマカデミアナッツの木が植えられていた。また丘の中腹に位置するため眺めも非常に良く遠くに海も見える。
ここをベースに4泊のサーフトリップに出かけた。
ニュージーランドと千倉を渡り鳥さながら行き来しているイラストレーターみうらしーまる氏の個展が先月町内のギャラリー「シーレ」で催された。
奇しくも千倉での最初の氏の個展は10年前、「デイズギャラリー」であった。久しぶりの地元での個展、しかも布に独自の技法で描かれた作品は魅力的で多くの人が訪れ大盛況だった。
私は個人的に氏のポップな感覚の作品が好きで、会場に足を踏み入れた瞬間ビビッときたシリーズの3作品を即決させてもらった。多分LDKの壁に並ぶ予定。
自宅リビングの壁にかけてある飾り棚。
秋冬は、フランスのアスティエ・ド・ヴィラットの白釉の器と地元Sujiさんとディプティックのキャンドル、アンティークホーローのキャニスター、憧れの地ケープコッドの古い写真集などをディスプレイしてみた。
Sand CAFEとDeck Shoesは、12月2日(木)~10日(金)までお休みさせて頂きます。
初めてのニュージーランド。みうらしーまる氏のお宅に何日かお世話になる予定です。もちろん波乗りにも出かけます。
今年もあと1ヶ月あまりとなってしまったが、この時期の楽しみがひとつある。それは物産のトレードだ。
私の大学時代の数少ない友人が山梨と群馬と新潟に居る。まったく偶然なのだが3人とも名前に「彦」がつく。敏彦、直彦、信彦の3彦だ。
私を入れて4人でそれぞれの郷土の物産品を20年くらい前から他の3人に送り合っている。山梨の敏彦は甲州ワイン、群馬の直彦はりんごやラスク、新潟の信彦は日本酒や自作の新巻鮭という具合に。
私は妹夫婦が海産物屋をやっているので「クジラのたれ」や金目鯛の干物などを組み合わせて送ったりしている。
もうずっと会っていない仲間だが、それぞれの郷土の物産がこの時期に届くと何も怖い物が無かった若い時を昨日のことのように想い出す。