黄昏派2009.9.2 | 更新日:2015年1月23日込山 敏郎 決って休日の夕暮れ時は、自分の部屋の明かりをつけずに過ごす。いつもより少し早めのお酒を飲みながら。 家族は暗い部屋で一人居る私を不審がるが、宵から闇に変化していく空の光景を楽しんでいるにすぎない。 少しずつ暗くなり、それにつれて少しずつ灯りをつけていく家々。一度に家の中を明るくしてしまったらもったいない。昔行ったカーメルの街はそうだった。