黄昏派

決って休日の夕暮れ時は、自分の部屋の明かりをつけずに過ごす。いつもより少し早めのお酒を飲みながら。

家族は暗い部屋で一人居る私を不審がるが、宵から闇に変化していく空の光景を楽しんでいるにすぎない。

少しずつ暗くなり、それにつれて少しずつ灯りをつけていく家々。一度に家の中を明るくしてしまったらもったいない。昔行ったカーメルの街はそうだった。
少しずつ暗くなり、それにつれて少しずつ灯りをつけていく家々。一度に家の中を明るくしてしまったらもったいない。昔行ったカーメルの街はそうだった。

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