●SandCafe、DeckShoes
12月31日~1月1日はお休み。1月2日~3日は10時開店です。
●DAYS GALLERY
12月31日~1月2日はお休み。
●散歩カフェ(潮風王国内)
12月31日~1月1日は時間短縮(無休)で営業します。
Wishing you a Happy New Year 2010
●SandCafe、DeckShoes
12月31日~1月1日はお休み。1月2日~3日は10時開店です。
●DAYS GALLERY
12月31日~1月2日はお休み。
●散歩カフェ(潮風王国内)
12月31日~1月1日は時間短縮(無休)で営業します。
Wishing you a Happy New Year 2010
知り合いの大工さんから余った木片をもらってクリスマスハウスを作ったことがあった。簡単な工作だが、こういった作業は結構楽しい。
林の中の小さな一軒家。玄関の前の一本の木には家族で飾ったイルミネーション。少し雪が降っている。そんなイメージだった。
3セット作って2つは小さな子供のいる家庭にプレゼントさせてもらった。今年も飾ってくれたかな?
毎日、自宅で座るデスクチェア。ハーマンミラー社の「アルミナム」(ソフトパッドグループチェア)が機能、デザイン、座り心地から見てベストだと思っている。
この椅子は80年代に製造された物で、肘掛もブラックレザーで覆われている珍しいタイプ。キャスター付きで、ある程度リクライニングもできる。そしてきれいに研磨されたツヤのあるアルミの4本脚を持つ。
現在販売されているタイプは5本脚。子供用ならともかく転倒しにくいという理由からか1本脚が増えてしまった。これは美しくない。
長年使っているとイームズのデザインクオリティーの高さが伝わってくる。
庭の蹲(つくばい)脇のセンリョウが実を結んだ。センリョウは正月用の切花として専門に栽培している農家が近隣にあるが、この色合いはクリスマス的とも言える。
茶室の床に「ロシアイコン」がクリスマスの茶事のしつらえとして掛けられていた写真を見たことがある。観念的にはかなりアバンギャルドな行為だと思うが、古い物と古い空間が静かな緊張感を持って響きあっていた。
木の板にテンペラで聖者やマリアが描かれているイコンは,信仰を深めるためのツールだが、長い年月を経て静謐なペインティングオブジェへと変身したようだ。
グレゴリオ聖歌の楽譜が羊皮紙に草木の染料で書かれた物をパーチメント(perchment)と言う。
この羊皮紙はかなりの耐久性があり、ヨーロッパでパピルスに代わり中世末頃まで使用されたらしい。
この独特の質感を持つラテン語の大型の楽譜は長年教会で使用され、その後一枚ずつにバラされ今は上質なインテリアとしても少しずつその美が評価されて来ている。
DAYS GALLERYにはクリスマスに合いそうなアイテムをいくつか展示している。
2灯あるシャンデリアはいずれもイギリス製。小さめのサイズは日本の住宅にもマッチする。
かつてはゴージャスなイメージがあったシャンデリアだが、最近は若い人にも人気がある。
コーヒーミルで豆を挽き、仕事とは違っていい加減に落としたコーヒーを飲みながら、ゆっくり葉巻を吸うのが休日の午前の過ごし方。
自室は和室だがソファーやデスク、医療棚やケビントの照明器具が置いてある。(アンティークの世界では医療器具の事を「ケビント」と言う)
古い医療棚には日常愛用している茶器、酒器、喫煙具、古書などが収まっている。
私はこの部屋で過ごす休日の午前が大好きだ。そして午後は波乗りに出かけていく。
日本茶、紅茶、中国茶、コーヒー、エスプレッソといろいろなタイプの「お茶」があり、それぞれセッティング、趣向がある。
加賀棒茶(ほうじ茶)を頂いたので、庭先でティータイム。李朝膳とはまた異なりどこかキリッとしている八角膳は松本民芸家具。茶碗は高橋春夫作(常陸春秋窯)。ティーポットは1960年代のアラビア社のGAシリーズ。
加賀棒茶は、ほうじ茶の香ばしさとトロッとしたまろやかさを併せ持つおいしいお茶だった。
シカゴの自邸にて葉巻でくつろぐ ミース ファン デル ローエ。
優れた建築家は優れた家具デザイナーでもある。コルビュジェ、ライト、プルーヴェ、イームズなどだ。モダンチェアは1920年から50年代くらいにかけてプロダクトされたものが完成度が高く、それらを超えるものはそれ以降あまり生まれていないと思う。
私もコルビュジェとイームズの椅子が好きで自宅でも長年使用している。ジャン・プルーヴェも欲しい椅子のひとつだ。
葉巻用の灰皿も少しずつ集まった。ミシュランのビバンダム人形のは1940年代のベークライト製、やはり古いHAVANA CLUBはラム酒のノベルティーか?小さなミントグリーンの練りガラスは、青山にあったデイリーキャッチというすばらしくセンスのよいアンティークとシガーの店が閉店する時に古いお客様から頂いた品、そして一番使っているシルバー製。
後ろの額に入った人物は、ドイツ人の建築家ミース・ファン・デル・ローエ、なんとも葉巻の似合う男である。
葉巻の小さいサイズをシガリロと言う。普通の葉巻だと一本吸うのに30~40分、もしくは1時間位かかる物もあるので外出先ではタバコサイズのシガリロが重宝する。
この一見シガリロのような物。実は「やぶがらし(藪枯らし?)」と呼ばれている植物のツルが枯れたもので、それを短くカットしたシガリロもどき。これがなかなかイケル。
葉巻は煙を肺まで吸わない口内喫煙。口に含んでから煙を吐き出し香りを味わうもの。それを言い訳にサーファー親父は今日もスモーク。
パイアタウンのあちこちで売っていた買い物袋。薄いコットン製で折りたたんでもかさばらない。
マウイ滞在中、このビールが気に入り毎日飲んでいた。暑い土地のビールは軽いテイストものが一般的だが「ロングボードビール」は適度なコクもあり飲み飽きなかった。
パイアタウンという小さな海沿いの町がある。古くはサトウキビ栽培が盛んな時代に栄え、衰退し、そしてその後ヒッピーとサーファーが住み着き、自然発生的にできた小さな店が軒を連ねて今は観光客もやってくる人気の町になってきている。
10年前にこのオールドタウンが気に入り、今回再び訪れた。狭いエリアの中に石釜ピザ屋、コーヒー豆屋、シーフードの食堂、ジェネラルストア、サーフショップ、ビーズ屋、古着屋、ギャラリー、アイスクリーム屋などが連なり魅力的な界隈を形成している。
私は、アーチスト、ミュージシャン、ゲイ、サーファー、ヒッピーといった人たちの中に、時代を感じとるアンテナや嗅覚が優れている人の割合がかなり多いと思ってるところがある。
デベロッパーが綿密なデータやリサーチを駆使し計画する大型ショッピングモールには醸し出せない味をこの町は持っているし、人々の価値観も少しずつシフトして来ている。少なくともこの町角に立っているとそういったことを感じる。