5年ぶりに

この時期になるとあのコロナ禍を思い出す。

不要不急の外出を控えるとか密にならぬ様にとかのお達しが出ていたあの頃を。

それからずっと窓際にあった二人掛けのテーブル席を減らしていたが最近やっと元に戻した。

さっそく長年のお客様が嬉しい反応を!

「朝、マスターのお母さんがいつもその席に座って新聞読んでましたよね」

「マスターも開店前に珈琲飲みながら外見たりしてましたね」

「その席が復活してなんか嬉しい!」って。

そうなんです、その窓際の席がお袋もお気に入りだったんです。

暮ラシカルデザイン編集室の沼尻さんが出版した「房総コーヒー」の表紙にして頂いたのもこの窓際の席でした

口の悪い友人はこの写真を遺影にしろと言う

お一人でいらっしゃる方も多いので再びこの席が活躍してくれる事を期待して。

冷えは怖い

久しぶりに内湾に向かうとロングなら何とか出来そうな波が立っていた。

人も少ないし1時間半くらい遊ばせてもらい家路に着いた。

海水は思ったより冷たかったが・・

家に着いて風呂に入ろうとしたがたまたま長男が入っていた。

出るのを待って冷えた体を早く温めたいと急いで湯船に足を入れるとぬる冷たかった!

そうか!若い人は冬でもシャワーだけで大丈夫なんだと気づいた時はすでに遅し・・

そのままぬる冷たい湯船に浸かりお湯が沸くのをジーッと待っていたのだった。

 

翌朝起きると身体がすごくダルかった。

やっぱり風邪ひいたか!

しかもトイレに入ると今までに経験したことの無いほどの残尿感、そしてまたトイレに・・

頻繁にトイレに入りながらも店の仕事は何とかこなしていたが、全然食欲も無いし好きなお酒も飲む気にならなかった。

風邪をひいたと思っていたが、ひょっとするとこの残尿感と怠さは遂に前立腺か?とか

あるいは膀胱炎だったら薬で治るとか勝手な推測を巡らしていた。

 

一週間ほどお酒も飲まず帰宅してからジッと暖かくして静かにしていると少しずつ残尿感も怠さも無くなって来た。

1月で68歳になった私だがどうやらあの日のダブルの冷えですっかり体調を崩してしまったようだ。

ホント冷えは怖いですね!

今度から冬場はちゃんとお風呂のお湯が沸いているか確認してから入ろうと反省したせっかちな私だった。

和のディテールで暮らす

寒い寒いと言っていたら梅の木に花が咲き春の気配が・・

私は一階の和室に寝ていますが、どうも歳をとってからベッドが苦手になって来ました。

フローリングに布団を敷いて寝るのも疲れが取れなくて、やっぱり畳の上でないとダメなんです。

あの畳の微妙な固さが体に優しいのです。

フローリングに比べ膝にも優しいので老後は和室で隠居しようか・・笑

小さな和室ですが色々手を加えて来ました。

障子の開け閉めしない側には格子戸をはめ、箪笥の後ろには板戸を立てて古色を出しました。

和室の仕切りの襖はウイリアム・モリスっぽい柄で。

狭い和室ですが箪笥が三竿、水屋箪笥はDVDや本の収納に。

衣類を収納している箪笥の上にはオーディオが乗せてあります。

木や紙や草、塗り壁で構成された和室は湿気を吸収したり、フローリングの様に埃っぽくも無く快適です。

多分これからもこの小さな和室で音楽を聴いたりお酒を飲んだり本を読んだりして過ごして行くんだろうな・・

薪ストーブ来る・・

我が家に憧れの薪ストーブがやって来た!

早速、薪を割りル・クルーゼにボルシチを仕込んだ。

後は炎がグツグツ煮込んでくれるだろう・・・

そんな妄想を抱かせてくれる縦12cm、横10cm程の小さなキャンドルストーブを頂いた。

このストーブ形は小さいが、ずっしり鋳物で出来ており耐熱ガラスがはまっている本格派!

キャンドルを灯して上に何か温めたい物を載せればちゃんと温めてくれる。

青い鍋は家の冷蔵庫にくっついていたマグネット、薪は枯れ枝で用意した

こんな素敵なプレゼントを神戸からはるばる持参して頂いた海が大好きなミサキさん。

サンドカフェにいらっしゃったのは実に20年ぶり位でしたか。

30年お店を続けているとそんな懐かしい再会があります。

いつもそんな時「ずっと忘れずにいてくれてありがとう」という感謝しか浮かんで来ません。

記憶の片隅に残っていてくれた事に・・・

 

海好きのパートナー氏と南房総をプチトリップして行ったミサキさん。

淡路島の海辺で二人の夢のギャラリーが完成したら私も訪れてみたいと思った。

初いろいろ

2025年のお正月は穏やかな天気に恵まれた南房総でした。

私もまったりのんびりスタートしております。

まずはゾロゾロ総勢8人で料理の神様「高家(たかべ)神社」へ初詣に。

近所に日本唯一の料理の神様「高家神社」が有りますので職業柄行かねばなりません!

一応、初サーフもしました。

初乗りは内湾でした オンショアがビュービューの中入りましたが1時間も持ちませんでした もう無理せずほどほどで深追いは禁物ですね

年末にノジリさんから頂いたマールで久しぶりの初シガーを楽しみました。

本当に久しぶりのシガー。マールとダビドフでちょっと贅沢な気分を味わえました。

普段はBluetoothのスピーカーで音楽を聴くのが多いんですが、時間に余裕がある時レコードをかけます。

年始の初レコードはやっぱりビル・エバンス!

私の冬の定盤「From Left To Right」 エレクトリックピアノの暖かでムーディーな音色が寒い季節に合います。

今年はあるがままを受け入れ楽しさに転化して1日1日を丁寧に暮らして行こうと思っています。

なるべくね・・

大晦日

今年は、自分では頑張った年であったので奮発して初めて通販の「おせち料理」を頼んでみた。

カニやお肉もカミさんが用意しているので我が家としてはいつに無くプチ贅沢なお正月となる予定だ。

只これらは殆ど子や孫が楽しめれば良くて、私はおせち料理をちょっとつまみながらお酒が飲めれば良いわけ。

そのお酒も年末にかけて色々頂いてしまい嬉しい限り。

ワイン、日本酒、黒糖焼酎、シンガニそしてマールまで・・

キョウコさん、イズミ、サトウさん、ノブヒコ、ユウジさん、タカヤマさん、ノジリさん皆さんありがとうございます。

お正月楽しませていただきます。そうお正月だけは朝から解禁なのです。

ノジリさんマールありがとうございます。オススメの飲み方、エスプレッソに垂らして飲んで見たいと思います。
食後に久しぶりにシガーを吸いながら味わおうとも思っています。

お店開店30周年の記念に作った「2025 TODAY IS A GOOD DAY カレンダー」数名の方々から額に入れましたと嬉しいメッセージ頂きました。

我が家の壁にも額装したカレンダー架けました。

ラフにピンナップしてシワや色褪せても逆に感じが出る様作ったのですが額に入れるとポスターっぽく締まりますね。

2025年 皆様に爽やかな風が吹きますように

師走雑感

若い頃は、歳をとってジジイになったら毎日穏やかな時間がゆっくり過ぎて行くんだろうなって漠然と思っていた。

来月で68歳になると言うのにアッという間の一週間、アッという間の一ヵ月を繰り返し、もう年の瀬を迎えてしまっている。

だが今年の師走は、いつに無く清々しい心持ちで過ごしている。

今年は27年間営業を続けてきた道の駅の支店を閉めた。

私にとってそれは今年の大きなミッションだったけれど、何とか完了することが出来た。

世の中全て取っ替えっこ、手放す事によって得るものもある。

一周回って原点に帰ったのだ。

30年前にスタートした「Sand CAFE&Deck Shoes」に・・

 

最近、珍しく雑誌を買った。

平凡社の別冊太陽「海や山、森のそばで小さな平屋に住む」

このタイトルにそそられた。

白磁作家の黒田泰蔵の東伊豆の家や八ヶ岳、三浦半島の素敵な家が載っている

ドイツの建築家のミース・ファン・デル・ローエも言っている。

「私達はそんなに多くの物を所有しなくても充分幸せになれる」のだと。

この歳になってそれを実感しています。

海や山、森のそばで小さな平屋に住むというタイトルに惹かれた私。

自然の懐でシンプルな生業を繰り返し老いて行くのも悪くない。

皇居散策の日

東京に居る三女の彼氏から皇居が一般公開しているので良かったら一緒に行きませんかとお誘いがあった。

二人で行けば気を使う事なく水入らずなのに、私達を誘ってくれるとはこの上なく有り難い。

しかも近くのホテルでランチの予約まで取ってくれていた!

もしかして、大事な話があるのかも?とちょっとワクワクしながら出かけて行った。

初めての皇居内に胸が高鳴る

T君は史跡やお城が好きと聞いていたので私達は二人の後をついて行った。

素朴な疑問をT君にぶつけると天守閣は江戸の大火で焼けました、とかこの堰は太田道灌が作ったものですとか丁寧に答えてくれる。

前を歩く二人、乾通りには見事な樹木が連なっていた
石垣が整然と積まれていた天守閣跡
江戸城の天守閣が再現された物が展示、五階建てです
初めての皇居散策、T君誘ってくれてありがとう

 

皇居内は清々しい空気感が漂っていました

皇居散策の後、少し歩いてホテルでランチのコースをご馳走に。歩いた後のシャンパンの美味かった事!

今回は大事な話は有りませんでしたが初めての皇居に誘ってくれランチまでご馳走してくれたT君に感謝、そしてこれからも二人でイイ関係を築いて行って欲しいと願っている。

そんな嬉しくも温かな快晴の師走の良き日。

 

あと、帰りに寄った「パレスホテル東京」のパフェが美味しすぎたので報告まで。

チョット贅沢なパフェとマロンシャンティを四人でシェア。これも何と娘が奢ってくれた。

30周年カレンダー

30周年の感謝を込めて「TODAY IS A GOOD DAY 2025」カレンダー作りました。

ご来店の皆様にプレゼントさせて頂いておりますので是非お立ち寄り下さい。

白いボートの写真は浅井慎平さんのお弟子さんだった大阪在住の井上真一さんの作品です。

私の大好きな写真!(5年前のカレンダーの表紙もコレでした)

潮風にさらされ褪せた感じを出しました。手触り感のある紙質です。
アメリカンなロゴに海辺の生物が隠れています。

しばらくお会いしていないあの方、あのご夫婦、あのご家族、いろいろな方達の顔が浮かんできました。

来年一月中までお渡し出来そうな枚数をご用意しております。

 

さあ、2025年はどんな年にしようかな!なんて、私もこのカレンダーを眺めながら妄想を始めております・・

セーラーマンがお出迎え

9月末で無事に潮風王国の「散歩カフェ」の閉店作業が終わりました。

最後まで献身的に片付けをしてくれた3人のスタッフに感謝せねばなりません。

長い間お疲れ様でした!そしてこれから良き人生を歩んでくれる事お祈りします。

 

散歩カフェから撤収してきた沢山の荷物を整理しました。

その中に高さ1メートル程の木製のセーラーマンがありました。

かなり色褪せていたのであまり目立たない感じだったのですが、ペイントし直したらイイ感じになったのでサンドカフェの入り口に立たせました。

これから皆さんをお出迎えする新スタッフ「黒船長」をよろしくお願いします。

一本の木から削り出しているので結構重いんです!
青い目と目尻のシワと帽子のイカリがこだわり 笑

この手の潮臭いセーラーマンが昔から好きで旅先なんかで出会うと欲しくなっっちゃうんです。

自宅にもおじさん達が居ます

今まで出会ったセーラーマン木像の最高峰はマウイ島・ラハイナの宿屋「パイオニア・イン」の入り口に立っていた等身大の船長です。皆んなこの船長と記念写真を撮っていました・・

あのラハイナの大火事で燃えてしまい現存していないのが残念でならない・・

さよなら散歩カフェ

サンドカフェを開店してから3年後、道の駅・潮風王国が出来るというので「散歩カフェ」を作りました。

カフェはチョット一息入れる場所であり、ソフトクリームやエスプレッソ、ビールなどが飲めて軽食なんかもある店があったらステキだと思ったから。

当時はアクアラインが開通したり館山道が富浦まで繋がったり南房総へのアクセスが飛躍的に短縮されたタイミングだった為、「潮風王国」も盛況だった。

あれから20年以上経ち、房総を襲った台風そしてコロナ禍と試練が続きましたが、何とか維持してこれたのは多くのお客様に支えられてきたからに他なりません。

そしてこの9月24日を最終日に27年の歴史に幕を閉じる事となりました。

スタッフの皆んなの頑張りにも随分助けられました。ヤマちゃん、イワさん、トモミさん長い間本当にありがとうございました。感謝の念に堪えません!

今は亡きお袋も、スタッフが足りないと6〜7kmの道のりを潮風王国まで自転車で通ってくれたのも思い出します。

皆様、長い間のご愛顧本当にありがとうございました。

これからもサンドカフェそしてデッキシューズを宜しくお願い致します。

夏の海遊び

残暑厳しい9月ですが久しぶりのブログを書いています。

私には3人の孫がいますが全員男の子、10歳、6歳、5歳です。

この夏初めて孫3人揃っての海水浴に行きました。

遠浅で磯遊びも出来る塩浦海岸まで車で10分程。

5年生のヒナタ君は年下の面倒を見てくれて助かります
岩の上のヒナタとエイト、浮き輪のユウ

私は暑くてクラクラしていたんですがやっぱり子供は元気でいつまでも遊んでいたそう・・

今日は海の家でラーメンとかき氷を食べようと思っていたんですが、カミさんの意見に押され野島崎灯台前のカフェに。

ここで私の心臓の鼓動が早くなり冷や汗が!

たまに来る不整脈の前兆に水を飲み静かにしていたら収まりましたが、涼しいカフェに来て正解でした。

いつ来るか分からない不整脈、ちょっと怖いです。

ヒナタとエイト兄弟はかき氷派、ユウはソフト派 「オリーブ」さんのカツサンドは時々食べたくなります。

その前の週、我が家に滞在していたカミさんの従姉妹のサイちゃん、ナオちゃんと仁右衛門島(鴨川)にピクニックに出かけました。

実は私は南房総に居ながら初めての仁右衛門島でした。

渡し船で個人所有の仁右衛門島に5分ほど
何代目かは分かりませんが仁右衛門さんの旧居は風情があります

ちょっと一昔前の観光島っぽかったんですがビールとサンドイッチを持参してランチ、磯遊びや散策ルートを回りました。

家族連れが何組か来ていましたが、この島資本を入れてリゾートアイランドにしたら楽しいだろうな、なんて妄想を抱きながら島時間を過ごしていました

イケオジフレンチサーファー

パリ五輪の熱い闘いも終わりました。

我が日本のアスリート達も多くの感動的シーンを見せてくれました。本当にありがとう!

 

それと共に、開会式の一環で雨のエッフェル塔で復活したセリーヌ・ディオンが歌った「愛の讃歌」

これ凄かったですね、圧巻でした!

今も毎晩YouTubeで見返してしまう程です。

 

タヒチでサーフィンの競技がありましたが、ヨーロッパって結構サーフィンが盛んなんですよね。

イギリス、ポルトガル、スペイン、イタリアそしてフランス本土でも。

フランスだとビアリッツとかギタリーなどロングボーダー憧れのスポットがあります。

そのギタリーでイケオジサーファーを発見しました。

ムッシュレジス、この方相当なダンディとお見受けしました。

こんなノーブルというかダンディな雰囲気のおじさんサーファーは日本ではお目にかかりません。
ビアリッツやギダリーに波乗りに行く時はヴィンテージの幌を外したランドローバーで。
サーフィンもオリジナルなスタイルです。ひょっとしてトランクスとボードと車のカラーコーディネートしてません?

ムッシュレジスのもう一つの趣味はオフロードレースらしい。

WHEEL&WAVEなんですね!何しても絵になります。

こんなカッコ良過ぎるムッシュもいるフランスのサーフィン事情。色々な国のスタイルマスターを見るのは楽しいですし刺激になりますが、私は私なのでこの南房総でノンビリ波と戯れていたいと思っています・・少しでも長く自分スタイルで。

この夏「カレーと本格焼酎」

創刊から35周年を迎える「サライ」誌にサザエカレーが掲載されました。

南房総の片隅で営むカフェのメニュー「サザエカレー」を最初に平凡社のカレー専門誌に紹介してくれたのが安西水丸さん(故人)でした。

少年時代を千倉で過ごした水丸さんの思い出のカレーが「サザエカレー」だったのです。

それから少しずつ雑誌等に紹介してもらえるようになったきっかけでした。

今回「サライ」誌の「カレーと本格焼酎」の特集号に掲載して頂きました。

35年の長きに渡り支持されている大人の雑誌、特にシニア層の読者が多いのも頷けます。

表面的でなく地に足が付いた分かりやすいマニアックさ、そしていつも感心する写真のクオリティ。

付録で「深夜食堂」傑作選がついてます。これ面白いですね!
サザエの仕込みから取材を受けました。深掘りです!
奄美大島で黒糖焼酎を飲み比べた際、好みのトロッとコクのある「紅さんご」に出会いました。焼酎特集も熱いです!

是非書店等でお求め下さい。

夏にクルー

連日の猛暑、体に堪えますね。

これだけ暑いと部屋に流す音楽も軽めの感じになって来ます。

 

70年代後半から80年代にビールをはじめ「ライト感覚」なモノが流行った時代があって私もフュージョンとかライトジャズを聴いていました。

Stuff、ジョージ・ベンソン、トム・スコット、グローバーワシントンJr、チャック・マンジョーネ、etc

今年の夏はこの手のレコードをかけることが多いです。

中でも「EARL KRUGH」は学生の頃、向ヶ丘遊園に新しく出来たジャズ喫茶で聴いて即買いした覚えがあります。

この夏はそんな懐かしのアール・クルーの「LAUGHTER IN THE RAIN」とジョージ・ベンソンの「Breezin’」が再び定番になっています。

特に軽めの「LAUGHTER IN THE RAIN」と「ANGELINA」「WIND AND THE SEA」オススメです

夏の夕べにアペロール・スプリッツでも飲みながら涼しげなギターの音色を聴いてみてはいかがですか。

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